新潟高校のスタメン・ベンチ入り一覧

 2学年で36名という人数で活動を続ける新潟。県内でもトップクラスの進学校としても知られるチームの核となっているのは3番・ライトを務める宮澤光士郎。チームを明るい雰囲気にできる人柄で人望が厚い。加えて自身に対して厳しく接するストイックさもあり、プレー以外の部分でチームに貢献する欠かせない存在だ。

 そして、もう1人が五十嵐集哉。球際に強く、新チームスタートからサードのスタメンとして全試合に出場。難しい打球も処理し、チームを鼓舞し続けてきた。ここに、中学時代に県大会優勝経験のある横山景一や、ケガからの復活した廣川岳哉が加わり、チームに勢いを与えられるかがポイントだ。



廣川岳哉

■2度の手術から復活した逸材

 春以降の活躍が期待される廣川だが、現在に至るまでの道のりは険しかった。小学生の時に剝がれてしまった骨が、1年生の夏の時に骨と骨の隙間に挟まってしまい、手術を受けなければならなくなった。

 「入学してすぐは支障なく投げられたのですが、突然痛みが出てきて。文字も書くのが辛かったので、『もう無理なのかな』と思いました」

 手術では剝がれた骨を取り出し、加えて再発防止のために骨を削るといったところまで行い、無事に成功。ボルトを入れた状態で3か月ほど固定し続けた。この期間はなにも練習ができなかった廣川は練習サポートに回り、チームメイトを支える立場に回った。



トレーニングの様子

 その期間は「出来ないことにもどかしさがあった」と廣川は振り返るも、2年生の7月にボルトを外したことで、ケガは完治。少しずつ練習に復帰して、秋の大会ではスタメン出場を果たした。

 中学時代からチームメイトだという宮澤は感じるものがあったようだ。
 「練習できなくてつらかったと思いますが、持ち前の明るさと元気でサポートをしてくれました。だから復活してくれた時は嬉しかったです」



トレーニングの様子

■らしさを活かした7つの係活動

 そんな廣川や宮澤がいる新潟には7つの係活動として、総務部や環境、育成広報部と言ったものがある。その中でも企画開発は練習メニューを企画開発部が考案し先生に提案して決定。肉体改造はウエイトメニューの作成や筋力管理を行うなど細かく役割を分担している。

 今年で2年目になる取り組みだが、「新潟高校らしい練習の取り組み方で良いと思います」と指揮官の後藤監督は効果を実感。一方で主将の佐藤育は「先輩方が作ってくれた土台をさらにグレードアップさせています」と今のシステムを向上させることを考えながらチームをまとめていた。



雪上ランの様子

■「三兎を追え」を胸に春へ

 他にも野球教室や昨秋の大会が終わってから探究活動と言うことで、レポート形式でチームの課題の改善策を調べて発表するというような取り組みも始まった。

 部活動の時間に制限がありながらも「三兎を追え」という先生からの言葉を胸に、学校も勉強もすべて充実させるために、何事も全力で取り組む新潟ナイン。持ち味である明るさを貫き、究極の文武両道を達成させる。

(文=編集部)




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