栃木のスタメン・ベンチ入り一覧

 創立120年という長い歴史があり、「県南の雄」と称されている栃木。卒業生には放送作家として活躍される福田雄一氏をはじめアナウンサーや落語家などがいる。

 そんな今年の栃木は旧チームからの経験者が多く残っている。そのなかでもチームを引っ張った中心メンバーとして新島 有哉が挙がる。入学当初からずば抜けたプレーを見せており、「新島を目指していけばうまくなれる」と坂田 康太郎主将はコメント。さらに栃木打線の中軸を担い、チャンスに強い打撃も光った岩崎 拓真主将もチームにとっては欠かせない存在。

 ここに打撃がウリの町田 盛哉が加わってくれば「打線がさらに活気づくと思います」と坂田主将は語っていた。



トレーニングの様子

■主将3人制の背景

 2019年の選抜で準優勝した習志野がWキャプテンを採用していたことが少し話題となったが、今年の栃木はそれを上回る3選手がキャプテンに就任している。公式戦で主将に登録される碓氷 浩輝に、学校の会議等に出席する坂田主将。そして岩崎主将の3人だ。

 「イメージはWキャプテンなんですが、副主将という立場の代わりに主将にすることで立場をはっきりさせようというのがきっかけです」と小林監督はコメント。負担を減らしたり、周りへの気配りをする意味でも3人の主将を置いて活動するが、坂田主将も3人の主将制度には効果を感じている。

 「毎日3人が交代で主将をしますので、役割分担はないです。3人で意見をまとめて支え合っているので、チームもまとめやすいです」



バッティング練習の様子

■強豪私学前に善戦

 秋は2回戦・白鷗大足利の前に2対3で敗戦。県大会ベスト4を目指してきた栃木にとっては少し早かった敗戦に「悔しかったです」と坂田主将はコメントする。

 「私立相手に序盤に失点してしまいましたが、ノーエラーでロースコアに抑えて。自分たちらしい野球で最終回に追いついて『延長にいこう』と思ったところでサヨナラ負けになってしまって。だから悔しかったです」



トレーニングの様子

 試合の帰り、バスの中では打てなかった選手からは仲間に向けて謝るシーンもあったとのこと。そんなバスの中の暗い雰囲気は坂田主将の心に深く刻まれているのことで、「ベスト4に届かなかったこともありますが、だからこそ『冬は頑張ろう』と思いました」と覚悟を決めるきっかけになった。



バッティング練習の様子

■山道を使うのがオフの名物練習

 悔しい敗戦を胸に冬を過ごしているが、名物になっているのが山登りだ。栃木高校の2キロ先に太平山があり、その頂上を折り返しにして学校と往復するという道のりだ。往復で10キロほどあるが、山道の傾斜もかなりあり、「かなりきついです。自分は苦手です」と坂田主将は苦笑いを見せる。

 練習時間は平日2時間程度と制限された中で春に向かって準備が続く栃木。3人の主将がチームをまとめ、目標のベスト4を手にする。

(文=編集部)




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