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第2回 野球と勉強の共通点ってホントにあるの?文武両道を実現したいなら知っておきたい考え方2020年10月02日

練習後に書く野球ノートにしても、いきなり書くんじゃなくて、「見方・考え方」を意識しながら書く。それだけで、野球も上達しますし、逆にそういう姿勢が勉強にも通じてきます。
個人のスキルという点では、例えば、自分は秋から「2番打者」になりました。
「監督が決めたから、自分は2番打者なんだ」と思うだけじゃなくて、監督がなぜ自分を2番打者にしたかという意図を考えられるかどうかが大事です。
逆に、自分は「1番打者」になった。では、2番打者を生かすために自分はどういう働きがあるのか?考えてみたことはありますか?
そういう思考は勉強でも通じていきます。
勉強ではただやみくもに、暗記するだけでいいのか?
野球ではただ監督さんに言われたことを体現するだけでいいのか?
最初のうちは結果を残して褒められるけど、でも、何も考えてないので、結局3年生になったときに、あとからコツコツやってきた子に負けるパターンも多いと思います。
野球での上達も、勉強での点数アップも根底は同じです。
是非、共通性や法則、そして物事の背景や原理原則などを理解しながら、授業でもグラウンドでも頭を使って考えられる人間になると、文武両道がさらに実現できる選手になると思います。頑張ってくださいね!
須合さん、ありがとうございました!次回もお楽しみに!
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- 安田 未由(Myu Yasuda)
- ■大学時代には北は北海道から南は沖縄まで、日本各地の高校野球部を50校ちかく取材。在学中に「球児とチームの心の成長」を描いたノンフィクション書籍を3冊出版。その後、株式会社リクルートの企画営業職を経て、高校野球ドットコムの創業期メンバーとして、初代編集長を10年間務める。現在はメディア統括を担当。
- ■ <書籍>主な寄稿・出版物 ・野球ノートに書いた甲子園 シリーズ全6巻(2013年~2019年/KKベストセラーズ)
- ■ 講演依頼
・スポーツ感動物語 アスリートの原点「遅咲きのヒーロー」(2016年/小学館)
・甲子園だけが高校野球ではないシリーズ(2010年~/監修・岩崎夏海/廣済堂あかつき出版社)
・ただ栄冠のためでなく(2011年/共著/日刊スポーツ出版社)
・「高校野球は空の色」「高校野球が教えてくれたこと」など大学時代に3冊出版
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