「出来るように取り組むのが責任」 福島県高野連は選手の想いを叶えるべく尽力する
福島県高校野球連盟は5月29日に、県独自の大会を開催することを発表している。詳しい詳細は今後の会議で議論が重ねられるが、7月18日に「福島2020夏季高等学校野球大会」が開幕。トーナメント方式で大会は進む予定だ。
今回は福島県高校野球連盟の小針淳理事長にお話を聞かせていただき、独自の大会を開催への想いを伺った。
ここまで我慢した選手たち、そして3年生のために
昨秋、東北大会に出場した磐城ナイン
3年生に関しては選抜だけではなく、春の大会から何も大会を経験させてあげることができませんでした。対外試合に関しても、昨年の台風被害の影響で、学校や地域によっては10月中旬くらいから試合をしていないところもあります。
子どもたちはここまで、大人たちが決めてきたルールに従って我慢をし続けてきました。その選手たちから「(大会を)やりたい」という声が出ているのであれば、開催に向けて検討するのが我々の責任だと思っています。
独自の大会を開催するためにはハードルが高い部分もありますが、そこで高いからといって開催しないのではなく、出来るように取り組んでいくこともこちらの責任だと思います。
モチベーションを下げずに待っていてほしい
まだ詳しい日程が決まらずに、開催をすることだけ先に発表したのは、選手たちのモチベーションが下がってしまうのを避けたかったので、お伝えしました。ですので、今は「モチベーションが下げず、頑張ってください」だけでも、選手たちに伝えられればと思います。
(取材=編集部)
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