目次

[1]「とにかくきちんと大会を」
[2]保護者の来場と離島からの移動

 長崎高等学校野球連盟は第102回全国高等学校野球選手権長崎大会に代替する大会を開催することを表明した。
 大会の運営にあたって、感染症への対策や障壁となっている点、また「甲子園」という目標が消えた選手への思いとは。
 今回は長崎高野連の黒江英樹理事長にお話を伺った。

「とにかくきちんと大会を」



昨夏の第101回選手権大会に出場した海星(写真は茨城国体)

 今年は何もできなかったので、とにかくきちんと大会を開催したいという思いでただいま計画をしています。

 幸運なことに長崎県はコロナの状況がよかったもので、球場確保等の準備については多少の変更はありますが、ほぼそのままの日程で調整できそうです。どうにか大丈夫だということになっています。

感染症の対策について

 現段階での感染対策ですが、政府やスポーツ庁から出ている「三密」を避けることや、第二試合以降に控える選手の待機場所をスタンドにするなどです。

 6月5日に正式発表しますが、控え部員も固まらず、記者やTVクルーなどもスタンドで間隔を開けて配置していただくように予定しています。 保護者に関しても今後の状況次第で、3年生部員の保護者のみなど、制約を設けて入れる方向で行きたいと思っています。

 特に高校スポーツは保護者も一体となって作られているものなので、状況次第ですが、どうにかして観てもらいたいと思っています。

 そのために、例えば、消毒液、マスク、フェイスシールド、除菌シートなどを(開催が予定されている)3球場分手配している段階です。

 あくまでも有料試合は行わず関係者のみ来場できるという形を取りたいと考えています。