目次

【目次】
[1]キーワードは「反応」
[2]全選手が誓う「甲子園最高成績ベスト4以上」

 伊良部 秀樹投手(故人・元MLBニューヨーク・ヤンキースなど)を筆頭に数多くのプロ野球選手を輩出している四国の名門私学・尽誠学園。これまで甲子園には1983年センバツを皮切りに春6回・夏11回出場。春の最高成績は2001年・2002年(春夏連続)のベスト8。夏は1989年・1992年にベスト4へ進出。他にも明治神宮大会には4度の出場経験があり1982年は初出場準優勝、国体には6度出場し1992年に準優勝、1999年と2002年にもベスト4入りしている。

 2016年夏には同年センバツ準優勝の高松商を香川大会決勝戦で破り9年ぶりに夏の甲子園に足を踏み入れるも優勝した作新学院今井 達也(埼玉西武ライオンズ)の前に0対3・5安打初戦完封負け。2002年夏以来、18年ぶり聖地1勝を目指す今大会は彼らにとっても真の「名門復活」をかけた大事な機会だ。



(尽誠学園の練習の様子を動画で見る)

キーワードは「反応」


 そんなチームの根幹を支えるキーワードは「反応」である。1年夏からレギュラーを張る4番の仲村 光陽(2年・遊撃手兼投手・178センチ75キロ・右投右打・名古屋アスリートクラブヤング<愛知>出身)や、指揮官・チームメイトから絶対的な信頼感を得る主将・菊地 柚(2年・二塁手・170センチ66キロ・右投右打・ヤング神戸須磨クラブ<兵庫>出身)をはじめ、レギュラー9人中6人が旧チームからのレギュラー格。昨秋はその6人がいずれも打率3割以上の活躍を見せた。

 そこに夏の練習試合を通じ急成長を遂げた最速138キロ左腕・村上 侑希斗(2年・左投左打・174センチ70キロ・南都リトルシニア<和歌山>出身)、橘 孝祐(2年・捕手・右投右打・170センチ70キロ・高松市立香東中出身)バッテリーと、尽誠学園OB・NPB通算1,928安打をマークした谷 佳知氏の甥で50メートル走5秒9の俊足を誇る福島 武颯士(1年・左翼手・右投右打・175センチ75キロ・東大阪布施ボーイズ<大阪>出身)も反応。

 香川県大会では準々決勝・藤井戦、準決勝・英明戦での逆転勝ちで勢いを得て14年ぶり12度目の優勝を果たすと、四国大会でも新田(愛媛)、岡豊(高知)相手にビッグイニン グを作って逆転勝ち。特に「一番いい反応だった」と西村 太監督も認める岡豊戦の集中力は見事だった。

 センバツの打順は1番ないし9番に菊地か福島が入る形が濃厚。その後、ベースランニングはチームNO1の14秒1を叩き出す2番の井脇 将誠(2年・中堅手・左投左打・171センチ61キロ・善通寺市立西中出身)から、福井 駿(ヤング武庫ファイターズ<兵庫>出身)、高校通算13本塁打の仲村、同じく11本塁打の宝来 真己(2年・三塁手・右投右打・182センチ82キロ・小豆島町立小豆島中出身)、バットコントロールにも見るべきものがある村上、高校通算13本塁打の川﨑 風汰(2年・一塁手・右投右打・170センチ88キロ・京都市立勧修中<京都>出身)と続く打線の巡りは、チーム打率.352以上の迫力を感じる。