第1000回 明徳義塾(高知・2年ぶり19回目の出場)「逆転の明徳義塾」で全冠制覇を目指す!2020年01月26日

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【目次】
[1]「逆転の明徳義塾」で全冠制覇を目指す!
[2]絶対的エース・新地 智也と二人の1年生

 1月24日、選抜出場校が発表された。選抜に出場する32校にはどんな注目選手がいるのか。今回は、2年ぶり19回目の出場の明徳義塾を紹介する。



(明徳義塾の練習の様子を動画で見る)

「逆転の明徳義塾」で全冠制覇を目指す!



秋季大会明徳義塾のレギュラー9人

 全国大会では2002年に夏の甲子園、1981・2017年に明治神宮大会、2014年に国体を制覇。甲子園通算51勝の名将・馬淵 史郎監督に率いられる四国の雄も、昨秋は苦しい闘いを強いられた。

 特に県大会準決勝では絶対的エース左腕・新地 智也(2年・左投左打・175センチ70キロ・ヤング岡山メッツ<岡山>出身)が高知中央打線に痛打を浴び10対11で敗戦。3位決定戦の高知商戦も終盤まで主導権を握り切れず。8番・寺﨑 元輝(2年・右翼手・右投左打・185センチ75キロ・大阪八尾ボーイズ<大阪>出身)の9回サヨナラ打で辛くも四国大会へ駒を進めている。

 ただ、四国大会での明徳義塾は一転「思い切って戦う」統一感に満ちた戦いを展開。新地が4試合全30回を投げ無四死球・防御率1.20と復調すれば、打線も「監督さんから高知商戦でのファウルがよかったと言われ」5番スタメンに抜擢された新澤 颯真(2年・一塁手・右投左打・177センチ75キロ・橿原ボーイズ<奈良>出身)が14打数7安打1本塁打13打点と大ヒット。準決勝・高知中央戦でも1回裏・2回裏連続8得点の集中力を見せるなど他を全く寄せ付けず。史上初となる県3位校からの秋季四国大会制覇は。まさに「逆転の明徳義塾」の本領を示したものであった。

 来るセンバツでも、その四国大会での打順・布陣が基本線となりそう。1番の奥野 翔琉(2年・中堅手・右投左打・175センチ75キロ・明徳義塾中出身)は「三塁打でもスキがあればホームを狙っている」50メートル走5秒7の俊足が武器。鈴木 大照(2年主将・捕手・右投右打・172センチ72キロ・河南リトルシニア<大阪>出身)、元屋敷 大誠(2年・左翼手・右投右打・179センチ81キロ・御浜町立阿田和中<三重>出身)、新澤と続くクリーンナップは一発長打の魅力を秘める。鈴木は二塁送球2秒を切る強肩も備え、奥野と共に守備の要となる存在である。

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明徳義塾 【高校別データ】

プロフィール

寺下友徳
寺下 友徳
  • 生年月日:1971年12月17日
  • 出身地:福井県生まれの東京都東村山市育ち
  • ■ 経歴
    國學院大學久我山高→亜細亜大。
    幼稚園、小学校では身長順で並ぶと常に一番後ろ。ただし、自他共に認める運動音痴から小学校入学時、早々に競技生活を断念。その後は大好きなスポーツに側面から関わることを志し、大学では応援指導部で4年間研鑽を積む。亜細亜大卒業後はファーストフード販売業に始まり、ビルメンテナンス営業からフリーターへと波乱万丈の人生を送っていたが、04年10月にサッカーを通じて知り合った編集者からのアドバイスをきっかけに晴れてフリーライター業に転進。07年2月からは埼玉県所沢市から愛媛県松山市へと居を移し、現在は四国地域を中心としたスポーツを追いかける日々を過ごす。
  • ■ 小学校2年時に福岡からやってきた西武ライオンズが野球と出会うきっかけ。小・中学校時代では暇さえあれば足を運んでいた西武球場で、高校では夏の西東京予選の応援で、そして大学では部活のフィールドだった神宮球場で様々な野球を体感。その経験が取材や原稿作成の際に「原体験」となって活きていることを今になってつくづく感じている。
  • ■ 執筆実績
    web上では『ベースボールドットコム』(高校野球ドットコム、社会人野球ドットコム、独立リーグドットコム)、書籍では『ホームラン』、『野球太郎』(いずれも廣済堂出版)、『週刊ベースボール』(ベースボール・マガジン社)など。『甲子園だけが高校野球ではない2』(監修・岩崎夏海、廣済堂出版)でも6話分の取材・文を担当した。

    さらに野球以外でもサッカーでは、デイリースポーツ四国3県(香川・高知・愛媛)版・毎週木曜不定期連載中の『スポーツライター寺下友徳・愛媛一丸奮闘記』をはじめ、「週刊サッカーダイジェスト」(日本スポーツ企画社)、『サッカー批評』、web『スポーツナビ』など多数媒体での執筆実績あり。また、愛媛県を熱くするスポーツ雑誌『EPS(ehime photo sports)』でも取材協力を行っている。
  • ■ ブログ:『寺下友徳の「四国の国からこんにちは」』■twitterアカウント@t_terashita
    ■facebook: http://www.facebook.com/tomonori.terashita
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