目次

[1]日本一を知る元ヤクルトジュニアの捕手などに注目
[2]素材型の選手の多いポニーリーグで注目したい逸材


 大型連休があった5月は、中学球界でポニーの日本代表選考会を兼ねた、広澤克実杯全日本地域対抗選手権大会兼日本代表選手選考会、さらにボーイズでは、第22回鶴岡一人記念大会に出場する東日本ブロックの選考会が開催された。

 代表の座をかけた未来のスター候補生たちが、自分の持てる力をいかんなく発揮。すでに代表メンバーは発表されており、選抜メンバーは夏場に代表選手としてプレーすることになる。

 しかし、選考会に数多くの選手たちが招集され、光るものを見せる逸材たちが数多くいた。そこで今回は代表メンバーには選ばれなかったが、実力は中学球界屈指の逸材たちをそれぞれ紹介したい。

日本一を知る元ヤクルトジュニアの捕手などに注目


 ボーイズの東日本ブロックの選考会には「例年になくレベルが高い」と連盟関係者からの声が聞こえるほど実力者が集まった。惜しくもメンバー入りは逃したが、実力ある逸材は多かった。

 筆頭格は、春のボーイズ日本一に輝いた武蔵狭山ボーイズの本島敬大捕手だ。選考会では二塁送球1.96秒を記録する強肩を披露。小柄な体格ではあるものの、捕ってから素早く小さなモーションで二塁まで矢のような送球を見せていた。打席に立てば、ゆったりとした構えから、シャープなスイングを見せるなど、存在感は際立っていた。

 小学生の時にヤクルトジュニアに選出された。主将として選抜メンバーをまとめて優勝した経験を持つなど実績も十分だ。今回はメンバーを逃したが、これからも引き続き注目していきたい。

 打撃面では、柏ボーイズの岡田諒介内野手も活躍した。あまりテイクバックを取らないコンパクトな構えではあるが、鋭い回転で球を捉える。バットコントロールにも長けており、巧打者の印象を受けた。塁間の駆け抜けタイムも、3.23秒と参加メンバーの中ではトップレベルで、走力を含め身体能力の高さを見せつけた。

 守備では武蔵狭山ボーイズ・森圭翔内野手、高崎中央ボーイズ・淡路温史内野手が軽快な動きで見せていた。

 投手陣は、今回の選考会、選抜メンバーを見ても左腕が多く、右投手は、これからの成長が楽しみなところ。そのなかでも松戸中央ボーイズ・鬼頭智大投手は、2段モーション気味だが、どの球種でも腕をしっかりと振り下ろすフォームで、選考会でアピール。しなやかなフォームという印象を強く受けた。

 愛川ボーイズ・柳沢拓輝投手は、勢いよく足を上げ、開きを抑えたフォームから、力強い直球を投げ込み、2三振を記録。力強さは選抜メンバーにも負けないものがあった。

 フォームの完成度では横浜泉中央ボーイズ・相場琢希投手も良かったが、他にも中学生にしては貴重なアンダースローで打者を打ち取る、高崎中央ボーイズ・上原和玖投手も今後が楽しみな投手だった。