高校野球と同様に、中学野球も春先から試合が無くアピールのチャンスは大きく減っているが、それでもここまで素晴らしいパフォーマンスを見せている選手はたくさんいる。
これまでに取材をしてきた、注目の中学球児8名をまとめたので紹介していきたい。
今回は関東地区編だ。
武蔵狭山ボーイズの2選手と右のスラッガーを2名を紹介
まず紹介するのは、武蔵狭山ボーイズの山内教輔選手。
投手としても野手としても高い能力を持っているが、特に打撃センスは中学でもトップクラスだ。スイングが非常に柔らかく、武蔵狭山ボーイズでも主軸を任されており、高校野球でも中心打者として打線を牽引しながら、投手としてもマウンドに立つような活躍が期待される。
また同じ武蔵狭山ボーイズの森柊太投手も注目だ。
しなやかな腕の振りから130キロ台中盤の速球を投げ込み、下半身の使い方も非常に素晴らしい。気持ちの強さも持ち合わせており、決して逃げない精神力は武蔵狭山ボーイズの飯野靖典監督も太鼓判を押す。 夏に大会が開催されれば、気持ちの面でも注目してほしい。

狭山西武ボーイズの小野勝利選手
スラッガー枠では、狭山西武ボーイズの小野勝利選手を挙げたい。
元プロ野球選手の小野剛さんの息子で、屈強な体格から中学通算20本以上の本塁打を放つなどパワフルな打撃が持ち味。また野球に取り組む姿勢も素晴らしい選手なので、この先どんな環境の中でも努力ができる選手だ。
そして飛ばすことに関しては、戸塚シニアの松本ジョセフ選手も負けていない。
身長178センチ、体重100キロと中学生離れした体格を持っており、ここまで中学通算23本塁打を放っている。現在は変化球への対応を課題に挙げており、ここからはパワーだけでなく打撃技術も磨いていく姿勢を見せてる。
ここまでは中学生離れした体格から抜群のパフォーマンスを魅せてきた選手を紹介してきたが、次のページではスローイングタイム1.9秒台をマークする強肩捕手や元プロ野球選手の孫など個性的な選手も多くいる。