目次
[1]1.春の21世紀枠・富岡西健闘が夏・鳴門の甲子園1勝へ[2]2.鳴門出身・河野 竜生(JFE西日本)12年ぶりの「徳島県人ドラフト1位」!
[3]3.動き出した「徳島県野球振興・復活・創造策」
四国担当ライター・寺下友徳氏が四国各県を三大ニュースで総括!今回は徳島県を総括いたします。
春の21世紀枠・富岡西健闘が夏・鳴門の甲子園1勝へ

富岡西・浮橋 幸太(3年)
前年秋季四国大会ベスト4の実力と「野球のまち阿南」の取り組みを評価され21世紀枠で春夏通じて初甲子園となるセンバツ出場を果たした富岡西。優勝した東邦(愛知)に初戦で敗れたものの、彼らにとってもう1つのチーム特性である「ノーサイン野球」を押し立てた内容は浮橋 幸太(3年)の好投もあり1対3の接戦に。
「富岡西を超えないと、浮橋を打たないと甲子園には行けない」。その後の春季四国大会でも準優勝を果たし第1シードを確固たるものとした富岡西に対し、ライバル校も強化のハードルを上げたことが富岡西を徳島大会決勝戦で破った夏の代表校・鳴門の甲子園1勝につながった。
なお、高校通算31本塁打をマークした鳴門の左スラッガー・浦 和博(3年)は法政大への進学がすでに内定済。全国で爪あとを残した両校のみならず「全国勝利」を目指した徳島県球児が進む「その先の物語」を楽しみにしたい。