第1回 選抜優勝校に、初出場の新鋭!2019年の愛知を彩った高校野球3大ニュース2019年12月28日

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[1]平成は東邦で始まり東邦で締めた/令和最初の愛知代表は
[2]復活ユニフォームの中京大中京

平成は東邦で始まり東邦で締めた



東邦・石川 共同通信

 平成最後の甲子園大会となった第91回選抜高校野球大会で、愛知代表の東邦が優勝を果たした。
 東邦としては、平成元年となった1989年の第61回大会以来の優勝ということになった。そんなこともあって、「平成の高校野球は東邦で始まり、東邦で締めくくった」とも言われて称えられた。

 この年の東邦は、秋季大会の段階から前評判は高かったが、東海大会準決勝で中京学院大中京につけられた5点差を9回に追いついて、10回に再度リードされながらも逆転サヨナラ勝ちするなど、勝負強さを示していた。

 それだけに大会での躍進が期待されたが、初戦の21世紀枠代表校の富岡西には苦しんで3対1で辛勝。

 二回戦の広陵には12対2で大勝。これで勢いづいて準々決勝は筑陽学園に7対2。準決勝では曲者ぞろいと言われていた明石商に対しても落ち着いた試合運びで4対2と快勝。

 エース石川 昂弥投手も8回に2ランこそ浴びたものの5安打で完投した。この勝利は愛知県勢としては春夏通算の300勝ということにもなった。

 そして迎えた決勝でも、習志野を圧倒。6対0で快勝した。

 こうして、センバツの優勝回数としては5回目と歴代最多。センバツの通算勝利数も中京大中京の55勝を抜いて56勝と最多となった。

 これで改めて「春の東邦」の強さを示しながら平成の高校野球を締めた。
 石川選手は決勝で2本塁打も放ち大会通算3本塁打。投げても5安打完封。投打に図抜けたところを示した。

令和最初の愛知代表は



誉ナイン

 令和最初の愛知代表は、尾張地区の新鋭・が果たし、甲子園では選手宣誓も務めた。

 センバツで東邦が優勝した愛知県だったが、夏の愛知大会は混戦状態となり、決勝は名古屋市内勢がいない顔合わせで、これは2001(平成13)年の弥富(現愛知黎明)と豊田西が争った年以来のこととなった。

 尾張地区のと東三河地区の桜丘という対戦は、が悲願の初優勝を果たして、春夏通じて初めての甲子園出場を果たした。

 混戦となった要因の一つとしては、センバツ優勝校で絶対的本命とされていた東邦が、序盤で星城に敗退したことに始まっていた。
 そこで、一躍星城にスポットが当たってきたのだが、その星城享栄も下してベスト8まで進出したものの、に敗れた。

 は準決勝では2対8くらいの比で不利と言われていた中京大中京に5対4で勝利。この勢いで決勝も桜丘を下した。

 そして、初の甲子園では林山 侑樹主将が選手宣誓を引き当てるとともに開幕試合にもなった。
 あまりにもメモリアル過ぎた初甲子園は、いきなり八戸学院光星に満塁弾を浴びるなどで9対0で完敗。全国の壁を痛感させられた。

 実は、混戦の予兆は実は春季大会から表れており、センバツ帰りの東邦中部大一が下してさらに西尾東中京大中京などを下して優勝。

 準優勝も愛知黎明で、いわゆる名古屋市内の私学4強ではない弥富市と日進市の対決となっていたのだ。春、夏ともに決勝に名古屋市勢がいないというのは極めて珍しい現象でもあった。

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八戸学院光星 【高校別データ】
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弥富 【高校別データ】

プロフィール

手束仁
手束 仁
  • 生年月日:1956年
  • 出身地:愛知県
  • ■ 経歴
     愛知県知多市出身。半田高→國學院大81年卒。大映映像事業部など映像会社で、映画・ビデオなどの販売促進、営業等を経て、編集プロダクションに10年勤務後独立。
     99年に『熱中!甲子園』(双葉社)を仕掛け、を刊行。同年に『都立城東高校甲子園出場物語~夢の実現』(三修社・刊)で本格的にスポーツ作家としてデビュー。99年12月に、『アンチ巨人!快楽読本』(双葉社)を企画編集・執筆。その後、『ふたりの勇気~東京六大学野球女子投手誕生物語』、『高校野球47の楽しみ方~野球地図と県民性』(三修社)などを相次いで刊行。さらに話題作となった『甲子園出場を目指すならコノ高校)』(駿台曜曜社)、『野球県民性』(祥伝社新書)、『プロ野球にとって正義とは何か』、『プロ野球「黄金世代」読本』、『プロ野球「悪党」読本』(いずれもイースト・プレス)などを刊行。
     さらには『高校野球のマネー事情』、『スポーツ(芸能文化)名言』シリーズ(日刊スポーツ出版社)、『球国愛知のプライド~高校野球ストーリー』などがある。
     2015年には高校野球史を追いかけながら、大会歌の誕生の背景を負った『ああ栄冠は君に輝く~大会歌誕生秘話・加賀大介物語』(双葉社)を刊行し18年には映画化された。

     スポーツをフィルターとして、指導者の思いや学校のあり方など奥底にあるものを追求するという姿勢を原点としている。そんな思いに基づいて、「高校生スポーツ新聞」特派記者としても契約。講演なども國學院大學で「現代スポーツ論」、立正大で「スポーツ法」、専修大学で「スポーツジャーナリズム論」などの特別講師。モノカキとしてのスポーツ論などを展開。
     その他には、社会現象にも敏感に、『人生の達人になる!徒然草』(メディア・ポート)、『かつて、日本に旧制高等学校があった』(蜜書房)なども刊行。文学と社会風俗、学校と教育現場などへの問題提起や、時代と文化現象などを独自の視点で見つめていく。 そうした中で、2012年に電子メディア展開も含めた、メディアミックスの会社として株式会社ジャスト・プランニングを設立。新たなメディアコンテンツを生み出していくものとして新たな境地を目指している。
  • ■ 著書
    都立城東高校甲子園出場物語~夢の実現』(三修社) 
    甲子園への助走~少年野球の世界は、今』(オーシャンライフ社)
    高校野球47の楽しみ方~野球地図と県民性』(三修社)

    話題作となった
    甲子園出場を目指すならコノ高校(増補改訂)』(駿台曜曜社)
    スポーツ進学するならコノ高校
    東京六大学野球女子投手誕生物語~ふたりの勇気』(三修社)
    三度のメシより高校野球』(駿台曜曜社)
    スポーツライターを目指す人たちへ~江夏の21球の盲点』(メディア・ポート)
    高校野球に学ぶ「流れ力」』(サンマーク出版)
    野球県民性』(祥伝社新書)
    野球スコアつけ方と分析』(西東社)
    流れの正体~もっと野球が好きになる』(日刊スポーツ出版社)NEW!
  • ■ 野球に限らずスポーツのあり方に対する思いは熱い。年間の野球試合観戦数は300試合に及ぶ。高校ラグビーやバレーボール、サッカーなども試合会場には積極的に顔を出すなど、スポーツに関しては、徹底した現場主義をモットーとしている。
  • ■ 手束仁 Official HP:熱中!甲子園
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