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第2回 昭和~平成を彩った公立校 小倉高校 中等学校野球時代と高校野球時代の移行期に連覇を果たした伝統校の誇り2019年12月20日

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【目次】
[1]小倉が築いた一時代
[2]全国の舞台で結果を残した小倉の歴史

小倉が築いた一時代



小倉高校 ※写真はイメージ

 日本の教育史の中でも大変革と言えるのが、1947(昭和22)年3月に公布された教育基本法の学校教育法公布で「6・3・3・4制男女共学」を原則として規定したことである。そして、同年4月に新学制による小学校と中学校が発足。さらに、翌年には旧来の中等学校が新制の高等学校に移行された。これは、1872(明治5)年に明治政府が公布した学制公布以来の学校教育の大変革と言ってもいいものだった。

 それに伴って、中等学校野球は高校野球へと移行していったのである。その時代に全国の舞台で名を馳せていたのが小倉中であり小倉高校だった。

 1907(明治40)年に福岡県立小倉中学として創立され、翌年には野球部も創部されていた。夏の大会には第3回大会となった1917(大正6)年から参加、19年には全国舞台初出場を果たし、長岡中(現長岡)、鳥取中(現鳥取西)と下して準決勝では長野師範(現信州大教育学部)に0対1で敗退する。

 しかし、その後はなかなか全国の舞台に姿を現すことがなかった。

 やがて戦後初の大会となった46年夏、2度目の出場となったが初戦敗退。これと言った実績を残せなかったが、その翌年から小倉の進撃が始まる。のちに早稲田大→八幡製鉄(新日本製鉄八幡)などでも活躍することになる福島一雄投手が入学してきていたことが大きかった。主将は、その後に早稲田大の監督も務める宮崎康之三塁手だった。この時、福島投手は中学2年生だった。

 47年は春夏連続出場を果たすのだが、春は京都一商西京商を経て、現西京)、岐阜商、城東中(現高知大手前)を下して決勝進出。決勝では徳島商に敗れるものの初の準優勝。

 夏はさらに快進撃で神戸一中(現神戸)、桐生中(現桐生)、志度商(現志度)、成田と下して決勝も岐阜商に6対3で勝利して初優勝。

 多くのメンバーがそのまま残って翌年も春夏連続出場。春は初戦で京都一商に前年の雪辱をされて延長で敗れたものの、新制高校最初の大会となった夏は、図らずも第30回記念大会となった。

【次のページ】 全国の舞台で結果を残した小倉の歴史

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プロフィール

手束仁
手束 仁
  • 生年月日:1956年
  • 出身地:愛知県
  • ■ 経歴
     愛知県知多市出身。半田高→國學院大81年卒。大映映像事業部など映像会社で、映画・ビデオなどの販売促進、営業等を経て、編集プロダクションに10年勤務後独立。
     99年に『熱中!甲子園』(双葉社)を仕掛け、を刊行。同年に『都立城東高校甲子園出場物語~夢の実現』(三修社・刊)で本格的にスポーツ作家としてデビュー。99年12月に、『アンチ巨人!快楽読本』(双葉社)を企画編集・執筆。その後、『ふたりの勇気~東京六大学野球女子投手誕生物語』、『高校野球47の楽しみ方~野球地図と県民性』(三修社)などを相次いで刊行。さらに話題作となった『甲子園出場を目指すならコノ高校)』(駿台曜曜社)、『野球県民性』(祥伝社新書)、『プロ野球にとって正義とは何か』、『プロ野球「黄金世代」読本』、『プロ野球「悪党」読本』(いずれもイースト・プレス)などを刊行。
     さらには『高校野球のマネー事情』、『スポーツ(芸能文化)名言』シリーズ(日刊スポーツ出版社)、『球国愛知のプライド~高校野球ストーリー』などがある。
     2015年には高校野球史を追いかけながら、大会歌の誕生の背景を負った『ああ栄冠は君に輝く~大会歌誕生秘話・加賀大介物語』(双葉社)を刊行し18年には映画化された。

     スポーツをフィルターとして、指導者の思いや学校のあり方など奥底にあるものを追求するという姿勢を原点としている。そんな思いに基づいて、「高校生スポーツ新聞」特派記者としても契約。講演なども國學院大學で「現代スポーツ論」、立正大で「スポーツ法」、専修大学で「スポーツジャーナリズム論」などの特別講師。モノカキとしてのスポーツ論などを展開。
     その他には、社会現象にも敏感に、『人生の達人になる!徒然草』(メディア・ポート)、『かつて、日本に旧制高等学校があった』(蜜書房)なども刊行。文学と社会風俗、学校と教育現場などへの問題提起や、時代と文化現象などを独自の視点で見つめていく。 そうした中で、2012年に電子メディア展開も含めた、メディアミックスの会社として株式会社ジャスト・プランニングを設立。新たなメディアコンテンツを生み出していくものとして新たな境地を目指している。
  • ■ 著書
    都立城東高校甲子園出場物語~夢の実現』(三修社) 
    甲子園への助走~少年野球の世界は、今』(オーシャンライフ社)
    高校野球47の楽しみ方~野球地図と県民性』(三修社)

    話題作となった
    甲子園出場を目指すならコノ高校(増補改訂)』(駿台曜曜社)
    スポーツ進学するならコノ高校
    東京六大学野球女子投手誕生物語~ふたりの勇気』(三修社)
    三度のメシより高校野球』(駿台曜曜社)
    スポーツライターを目指す人たちへ~江夏の21球の盲点』(メディア・ポート)
    高校野球に学ぶ「流れ力」』(サンマーク出版)
    野球県民性』(祥伝社新書)
    野球スコアつけ方と分析』(西東社)
    流れの正体~もっと野球が好きになる』(日刊スポーツ出版社)NEW!
  • ■ 野球に限らずスポーツのあり方に対する思いは熱い。年間の野球試合観戦数は300試合に及ぶ。高校ラグビーやバレーボール、サッカーなども試合会場には積極的に顔を出すなど、スポーツに関しては、徹底した現場主義をモットーとしている。
  • ■ 手束仁 Official HP:熱中!甲子園
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