目次

[1]春のセンバツについて
[2]夏の沖縄大会決勝vs宮國椋丞

 今から10年前の2010年、史上6校目となる甲子園春夏連覇を成し遂げた興南高校。その押しも押されぬ大エースが島袋 洋奨氏だ。2010年の選抜高等学校野球大会、九州地区高校野球大会、全国高等学校野球選手権沖縄大会、全国高等学校野球選手権大会、国民体育大会高等学校野球大会硬式の部(雨により2回戦第3、第4試合以降の試合が中止)の5つの大会で無敗のまま終えた興南高校と島袋 洋奨氏。その本人から、甲子園での話を伺った。

春のセンバツについて


 島袋 洋奨氏「一回戦の関西戦に勝つことに対しては、非常に力が漲っていましたね。」

 前年2009年にも春夏と連続して甲子園出場していた島袋 洋奨氏。9回まで富山商をゼロ封に抑え19奪三振をマークしても、7回までに3点を奪い、明豊今宮 健太(ソフトバンク)をマウンドから引きずり下ろしても、勝利はついてこなかった。

 島袋 洋奨氏「勝っていくに連れてチームの調子も上がってきて。特段苦しくは無かったのですが、敢えて言えばやはり春の決勝戦ですかね」

 興南高校初優勝が懸かった決勝。対日大三高戦は、6回を終えて5対5の同点。緊迫した展開だが、7回以降の島袋 洋奨氏は別人のように日大三高打線を抑えていく。後半6イニングで強打の日大三高に許したヒットは僅か1本。延長12回に2点を奪い、見事センバツ初優勝を成し遂げた。

 島袋 洋奨氏「一年前の春と夏の2試合で、僕は終盤に失点を重ねていた。帝京高校戦、大垣日大戦と違い緊迫する展開になったからこそ、それまでやってきたことが出るぞと」

 終盤での不甲斐なさを自分で感じていたら島袋 洋奨氏。それじゃ何が自分に出来るだろうと思えば思うほど、投げ込みと走り込みしかないじゃないかと行き着いた。

 島袋 洋奨氏「そこを重点的にやってかきた成果が、決勝の後半のピッチングに出たのかなとは思います」