第9回 国士舘高等学校(東京地区代表)「エース・中西健登の好投を軸に試合を重ねながら戦力を整備し、安定したチームに」2019年11月14日

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【目次】
[1]チームデータ
[2]チーム紹介・投手紹介

チーム紹介



中西健登

 一戦一戦戦力を整え、2年連続で秋季都大会の優勝を決めた。

 最大の功労者はエースの中西 健登。準決勝、決勝とも被安打2の完封をした投球は圧巻だった。

 打線はオーダーが固定できず、すべての試合で違った。その原因となったのは、昨年の優勝の主力でもある主将の鎌田 州真黒澤 孟朗の不振。それでも1年生の清水 武蔵が安定した打撃をみせ、2年生の齋藤 光瑠が勝負強さを発揮。準決勝からスタメン起用された林 悠永が、準決勝、決勝で9打数6安打の成績を残すなど、層の厚さをみせた。

 守備は一部の選手の負傷や不振でポジションチェンジを行っても、難なく対応するうまさと、柔軟性がある。とりわけ、遊撃手と二塁手で出場した鎌田と、二塁手と三塁手で出場した伊藤 優が、安定した守備で内野陣をまとめていた。また捕手の吉田 健吾は強肩で、リードも一戦ごとに安定してきた。

 例年走塁のうまさには定評があるが、この秋はミスが目立った。それでも決勝戦で中西が、帝京の一瞬のスキを突いて本塁を陥れるなど、対戦校としては油断できない。

 昨年は都大会の優勝に満足し、明治神宮大会まで気持ちが回らなかった。その点今回は永田昌弘監督らが、都大会の優勝会見で既に明治神宮大会を見据えた発言をしており、初戦で完敗した昨年とは違う姿をみせるのではないか。

【投手陣】

 中西 健登が絶対的なエースに成長した。調布シニア時代は、外野手や捕手で、投手は高校に入ってから。軸の回転をみた永田監督のアドバイスで、腕を下げて、サイドスローに近い現在のフォームになった。

 直球は130キロ台だが、スライダー、カットボール、シンカーなど、変化球も豊富だ。特にシンカーは帝京の前田三夫監督が、「シンカーが打てなかった」と脱帽した。

 投手はほかに、岩瀬 風馬竹村 輝琉駒崎 友哉がおり、秋季大会では投げていないが、鎌田も投手を兼ねる。

■高校別データ:国士舘

(文・大島 裕史)

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