Column

「打のチームとしての伝統を受け継いで欲しい」スポーツライター・小関順二さんが埼玉西武ライオンズのドラフトを予想!

2019.10.10

 今夜も始まりました!スポーツライター・小関順二さんと高校野球ドットコム・河嶋副編集長による12球団分析ドラフト予想。

 10月17日に控えたドラフト会議を前に、ドラフト専門記者の小関順二氏に、各球団ごとに今年のドラフト予想をしていただいた。
 それぞれの補強ポイントを整理すると共に、どの選手を指名するのか、球団の台所事情を踏まえて解説していく。今回は埼玉西武ライオンズ編をお届けしたい。

1位 埼玉西武ライオンズ
〈勝-敗-分〉80-62-1
〈勝率〉.563
〈打率〉.265
〈防御率〉4.35

★補強ポイント:本格派投手と伝統を受け継ぐスラッガー

【補強ポイント】
小関:ポイントは投手。得点はリーグダントツの756点と破壊力があり、バッティングは12球団ナンバーワンの実力は言うまでもありません。一方、投手陣は安定感のなさが課題です。チーム防御率は4.35とリーグ最下位で、先発・中継ぎ・抑え全て補強が必要ではないでしょうか。

 そこで、小関さんがおススメの選手として挙げたのが以下の通り。

奥川恭伸星稜)投手
宮川哲(東芝)投手
宮城大弥興南)投手
井上広大履正社)外野手

小関:投手陣はヤクルトと同じ状況にありますが、高橋光成、今井などが育ってきています。高校生でも奥川くらい完成度があると指名しやすいのではないでしょうか。

 また、秋山の去就が不透明なので、ポスト秋山、栗山クラスの選手、履正社の井上のようなスラッガーなどを行くのでは。
西武は古くから打のチームです。バッティングのチームとして伝統を受け継いで欲しいと思います。

◆出演者◆
 小関順二さん スポーツライター
 河嶋宗一   高校野球ドットコム副編集長
 栗崎祐太朗  司会

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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