さらなるポテンシャル開花に期待


 1年秋からエースナンバーを背負い、県優勝、北信越4強入りに貢献するなど注目を集めてきた上田西の阿部 巧雅。2年夏も県ベスト4と、常に上位争いをするチームで、140㎞/h前後の力強いストレートを軸に安定感のある投球を続けている。

 2年生の春までは右肩痛の症状を見ながら、連投や完投を避けての登板だった。しかしその不安もなくなり、最上級生になったこの秋からは主戦らしく登板頻度が上がっている。

 やや上体の力に頼った右上手の投球フォームだが、切れのいいスライダーなどの変化球も含めて制球力はいい。178㎝、72㎏と決して大柄ではないが、左打ちの打撃も非凡なものがあり、身体能力や野球センスの高さをうかがわせる。

 肩の不安はなくなったものの、完投、そして連投ができるスタミナは未知数。高身長とまではいかないだけに、ストレートがもう数㎞上がってくると面白い。これまでは十分に投げ込んできたわけではない分、秘めたポテンシャルの開花が期待される。

(記事・小池 剛)