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「甲子園のマウンド経験生かして」 飯山2年生エース・常田 唯斗の秋

2019.09.27

長野県有力選手紹介!飯山高校2年・常田 唯斗(ときだ・ゆいと)投手

「甲子園のマウンド経験生かして」 飯山2年生エース・常田 唯斗の秋 | 高校野球ドットコム
常田 唯斗(飯山)

 この夏の甲子園1回戦、仙台育英戦で3番手として登板した飯山の2年生右腕・常田 唯斗。4回1/3を投げて強力仙台育英打線に14安打を浴びたが、最速144キロのストレートと決め球のスライダーで7つの三振を奪い、大器の片りんを見せた。

 181センチ72キロと、まだまだきゃしゃな体形だが、それだけにフォームのしなやかさが引き立つ。
 夏までは上級生投手との併用が多かったが、新チームになってからはエースナンバーを背負い一人立ち。しなりの利いた右上手のフォームから放たれるストレートと切れ味鋭いスライダーは、新チームの1、2年生打者には次元の違いさえ感じさせる。チェンジアップ、最近はツーシームも習得中で、投球の幅はさらに広がっていくことが想定される。
 秋季大会は県ベスト8で幕を閉じた。エースとして終盤も球威が落ちないスタミナが求められる。この秋も間隔を十分に空けての登板だったこともあり、故障なく過ごせてきたのは大きい。雪深い北信州の地でこの冬、じっくり体づくりをしていけば、さらに手が付けられない投手へと成長する可能性を秘めている。

(文・小池 剛)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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