Column

日韓戦で佐々木朗希の登板はあるか?総合力の高い韓国にどう戦えばいいのか?

2019.09.06

 2019年 第29回 WBSC U-18 ワールドカップはスーパーラウンドに突入。侍ジャパンU-18代表は宿敵・韓国と対戦する。勝てば決勝進出へ大きく前進するこの一戦。最近の直接対決では2017年、2018年と連敗。まさに因縁の日韓戦!今日の試合を制するポイントとは?

佐々木朗希の先発起用が浮上

日韓戦で佐々木朗希の登板はあるか?総合力の高い韓国にどう戦えばいいのか? | 高校野球ドットコム
カナダにはどう戦うべきか?

 この試合、佐々木朗希の先発起用予測が浮上しているが、やはり投げるタイミングは今しかないだろう。韓国打線相手に投げ込む150キロを超えるストレートと、140キロ近い高速スライダー、フォークにも期待したい。このコンビネーションが上手くはまれば、韓国打線を圧倒させる展開も期待できる。

 そのためにも、捕手のキャッチングも重要となってくる。キャッチャーのスタメンで出場するのは水上桂山瀬慎之助のいずれかだが、佐々木の投球に加えて、2人の捕球技術にも注目したい。

 また、もう1つ、ポイントとなるのは佐々木が投げている間に打線援護がどれだけできるかだ。韓国はエースのソ・ヒョンジュンが先発予定。ソ・ヒョンジュンは、8月30日のオランダ戦では6回無失点の好投を見せており、中6日と休養十分。140キロ後半の速球、切れのある変化球を投げ込む大型右腕で、簡単には攻略できない投手だ。この試合では1番森敬斗から4番石川昂弥までの上位打線の打撃が課題となるのではないだろうか。

 打線はチャイニーズタイペイ戦で本塁打を放ち、調子を上げている4番パク・ジュホンなど左の強打者が並ぶ。

 日本のエース・佐々木、韓国のエース・ソの持ち味を発揮すれば、3点勝負の投手戦になるのは間違いない。となると、最後に勝敗を分けるのは「守備」。両チームのこれまでの試合を振り返ると、まだ隙が多い。日本は走塁ミスと守備でのミスがまだ多い。韓国もまた技量は高い選手が多いものの、集中力が切れて、思わぬミスから失点するケースがある。

 最後まで自分たちの野球を貫いたチームが勝者となるだろう。

(記事=河嶋 宗一

日韓戦で佐々木朗希の登板はあるか?総合力の高い韓国にどう戦えばいいのか? | 高校野球ドットコム関連記事はこちら!

佐々木朗希、奥川恭伸などが選出!侍ジャパンU-18代表20名の顔ぶれ


【U18日本のライバル国紹介】大半がプロ内定!去年のアジア覇者・韓国の要注目の選手


台湾の大谷翔平・李晨薰に16歳で153キロをマークした潘文輝 チャイニーズタイペイも要警戒

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.03.27

報徳学園が投打で常総学院に圧倒し、出場3大会連続の8強入り

2024.03.27

【福岡】飯塚、鞍手、北筑などがベスト16入り<春季大会の結果>

2024.03.27

青森山田がミラクルサヨナラ劇で初8強、広陵・髙尾が力尽きる

2024.03.27

【神奈川】慶應義塾、横浜、星槎国際湘南、東海大相模などが勝利<春季県大会地区予選の結果>

2024.03.27

中央学院が2戦連続2ケタ安打でセンバツ初8強、宇治山田商の反撃届かず

2024.03.23

【春季東京大会】予選突破48校が出そろう! 都大会初戦で國學院久我山と共栄学園など好カード

2024.03.24

【神奈川】桐光学園、慶應義塾、横浜、東海大相模らが初戦白星<春季県大会地区予選の結果>

2024.03.23

【東京】日本学園、堀越などが都大会に進出<春季都大会1次予選>

2024.03.27

報徳学園が投打で常総学院に圧倒し、出場3大会連続の8強入り

2024.03.22

報徳学園が延長10回タイブレークで逆転サヨナラ勝ち、愛工大名電・伊東の粘投も報われず

2024.03.08

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.03.17

【東京】帝京はコールド発進 東亜学園も44得点の快勝<春季都大会1次予選>

2024.03.11

立教大が卒業生の進路を発表!智弁和歌山出身のエースは三菱重工Eastへ、明石商出身のスラッガーは証券マンに!

2024.03.23

【春季東京大会】予選突破48校が出そろう! 都大会初戦で國學院久我山と共栄学園など好カード

2024.03.01

今年も強力な新人が続々入社!【社会人野球部新人一覧】