全国舞台の活躍は折り紙付き 横山 陽樹(作新学院)は寡黙にこなす仕事人
2年生では鵜沼魁斗(東海大相模)とともに代表入り。走攻守のスキルの高さは3年生外野手を含めてもトップクラス。1年夏から甲子園デビューし、大阪桐蔭戦では柿木蓮(北海道日本ハム)から4打数2安打を放つ活躍。そして背番号「12」をつけて臨んだ今年の甲子園では14打数8安打、打率.571の活躍を見せた。
国内合宿当初、木製バットではなかなか芯に当たらず苦しんでいたが、それでも手打ちではなく、体全体を使った力強いスイングをしており、しっかりとコンタクトできれば、強い打球を打てる可能性は見せていた。
それが結果として現れたのは大学代表戦。まず見せたのは守備。ライトの守備についていた横山は同点の適時打を放ち、二塁に向かっていた佐藤 都志也(東洋大)の動きを見逃さず、ライトの深い位置から二塁へダイレクト送球でアウトに決めるファインプレー。打撃では2打席目を迎えた5回表、亜細亜大の内間拓馬が投じた140キロ中盤の速球をとらえて痛烈なクリーンヒットを放った。
また捕手を兼任する横山は二塁送球も速く、キャッチングも安定している。少しずつ持ち味を発揮し、首脳陣の評価も高まっている。
性格は茶目っ気たっぷりの鵜沼とは対照的に、横山は寡黙にプレーをこなす仕事人。世界大会でも高いパフォーマンスを発揮し、勝利に貢献する。
(記事=河嶋 宗一)
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