立命館宇治、甲子園初勝利!大学と同じ校歌つながりの國學院久我山も続けるか?
意外な共通点、それは「校歌」だった
國學院久我山
7日に行われた、第101回全国高等学校野球選手権大会第2日目の第4試合で、京都代表の立命館宇治が1対0で秋田中央(秋田)を下し、春3回、夏3回の甲子園出場にして甲子園初勝利をマークした。
ところで「あかき血潮」ではじまる勝利の校歌を聴いて、「あれ、どこかで聞いたぞ?」と思った方もいたかもしれない。実は、立命館宇治の校歌は立命館大学の校歌と全く同じ。しかも正式名称は「立命館学園歌」なのだ。
宇治高校から1994年に同校名となった際、他の系列校と同じになったこの校歌。ちなみに得点の際に流れた歌も大学の第一応援歌と同じ「グレーター立命」だった。
では、今大会に出場している他の大学系列校の校歌はどうなっているのか?調べてみると……。中京学院大中京(岐阜)は中京学院大とは全く別。山梨学院(山梨)は「共通学園歌」という名称で大学から小学校まで同じ校歌。東海大相模は曲は大学や系列校と同じだが、歌詞は独自のものを使っている。そして開幕戦勝利の八戸学院光星は八戸学院大とは別校歌、星稜(石川)や旭川大高(北北海道)も大学とは別である。
では第3日目、28年ぶり3回目の夏甲子園登場となる國學院久我山(西東京)はというと……。「見はるかすもの」で始まる校歌は國學院大學と同じ。この校歌は國學院高(東東京)、國學院栃木(栃木)の系列3校共通になっている。ただ、得点時に歌われるのは同校独自の「久我山賛歌」だ。
ちなみに國學院久我山は立命館宇治と同様にこれまで春3回、夏2回の甲子園出場で未だ勝利はなし。果たして國學院久我山は「甲子園未勝利校6度目の正直で初勝利」を達成できることができるのか?チームとしては立命館宇治が先鞭を付けた道をぜひ辿りたいところだ。