第20回 甲子園は奥川、鈴木、前ら目玉投手だけではなく、様々な長所を持った好投手たちに注目!2019年08月04日

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【目次】
[1]大会を熱くする7人の目玉投手たち
[2]林、西舘と甲子園に集結した好投手たち

 第101回全国高等学校野球選手権は8月6日から開幕する。厳しい地方大会を勝ち抜いて勝ち上がった49校にはどんな好投手たちがいるのか。

大会を熱くする7人の目玉投手たち



注目右腕・奥川恭伸(星稜) ※写真=共同通信社

 2019年の甲子園を熱くする目玉投手は、奥川 恭伸星稜)、前 佑囲斗津田学園)、鈴木 寛人霞ヶ浦)、飯塚 脩人習志野)、清水 大成履正社)、西舘 勇陽花巻東)、池田 陽佑智辯和歌山)の7人だろう。

 この7人をドラフト候補としてしっかり注目していただきたい。その中で奥川、前、鈴木の3人は突出している。

 奥川はこの夏、最速158キロを計測するなど春から大きくパワーアップ。決勝戦の小松大谷戦では、9回裏に最速153キロを計測するなど底力を発揮。石川大会では24回を投げて40奪三振、5失点と圧巻の投球内容。

前 佑囲斗津田学園)は、まるで大人の投手が投げているようなストレートの伸びがあり、スライダー、カーブ、チェンジアップを使い分け、強弱をつけた投球術は大会屈指のものがある。

 鈴木は霞ヶ浦の投手メソッドにより才能を開花させた大型右腕。縦回転で投げられる投球フォームから繰り出す140キロ後半の速球は絶品で、フォークの落差も鋭い。茨城大会では28回を投げ29奪三振、3失点の好投を見せたが、藤代石岡一水城常磐大高など強豪校を抑えての数字である。自分の実力を信じて、甲子園では自分のピッチングを発揮することを期待したい。

 飯塚はこの夏、最速150キロを計測。23イニングで、8失点とやや多い失点だが、その中身を見ると、140キロ中盤の速球、スライダーをうまく投げ分け粘り強く抑え、2試合連続完投勝利を挙げるなど、春よりも進化している姿がみられる。センバツで快投を見せ、一気に評価を挙げた剛腕はこの選手権でも快投を見せられるか。

 清水はこの夏、140キロ中盤を計測するまでに回復。32.2回を投げ、42奪三振の快投を見せた。スライダー、カットボール、カーブの精度も高く、今大会屈指の左腕として注目したい。

 西舘は最速150キロに迫るストレートは威力抜群。普段は140キロ前半だが、ここぞという場面で一気に左足に全体重を乗せて、躍動感のあるフォームから投げ込む140キロ後半の速球に注目。また130キロ近いフォークの精度も高く、岩手大会では23.1回を投げて25奪三振の好投を見せた。

 智辯和歌山のエース・池田 陽佑も最速149キロの速球を武器に、13回を投げ、15奪三振、1失点。春の近畿大会の時点で146キロを連発していたので、甲子園では140キロ後半の速球、切れの良い変化球を丁寧に投げ分け、実績を作れば、183センチ84キロと体格も恵まれているので、一気にスカウトの評価を挙げる可能性を持っているだろう。

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プロフィール

河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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