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プロ入りを目指す江川侑斗!5名が考える将来への道!大分(大分)【後編】

2019.07.31

 3年生座談会の最終回も、エース・長尾凌我、プロ注目の捕手・江川侑斗、大型二塁手・足立駿(すぐる)、三塁手・飯塚和茂、中堅・小手川巧5名に引き続き話してもらった。 大分を引っ張った5名は、今後の目標についてどう考えているのだろう?

これまでの連載!


選抜出場校大分、夏の敗戦に何を感じたのか?【前編】


ライバルがいたからこそ成長できた!中高一貫の強みを活かす大分(大分)【中編】

<メンバー>
長尾凌我(3年) 投手
江川侑斗(3年) 捕手
足立駿(3年) 二塁手
飯塚和茂(3年) 三塁手
小手川巧(3年) 外野手

目的を持ち更なる成長を誓う!


左から、江川侑斗、長尾凌我、小手川巧

小手川巧:
 上のレベルでやるためにも、もっとポジショニングがうまい外野手になりたいです。夏の大会の時に最後7点目、3番バッターにセンターオーバーを打たれたんですけども、あの時に1点もあげたくなかったというのは分かるけど、3番バッターは大会中すごく良くて本塁打も打っていたし、前の試合も見ていて振りも鋭く、1点もあげたくない気持ちから少し前目を守っていたんですけども、もう少し後ろでもよかったという気持ちもあったんです。その場その場に応じたポジショニングというのをもっとしっかり考えてやっていかないといかないと思います。

 自分元ピッチャーをしていて長打になるという打球をフライで撮ってくれたら時はすごい乗れるし、バッターでこれ長打と思ったフライを取られた時はすごく落ち込むし、ヒットだったのがアウトになって調子悪いのかなという感じに持って行けたりもすると思うんで、もっとポジショニングがちゃんとできる外野手になりたいです 。

長尾凌我:
 自分はさっきも言ったんですけど、やっぱり球が速いわけでもないですし、でも球が速くないからと言って負けたくないという気持ちでずっとやってきました。夏は負けましたが、実際に選抜に行って勝ったし、球が速くない中でそこまで勝てたというのは、少しは自信になりました。やっぱりそういうところで、150km 投げるピッチャーがすごく、いつも勝てるわけじゃないというところを、もっと自分がそれなりに磨きをかけていけば勝てるというところを…

 もちろん大学に入って、スピードが早くなるのは良いいんですけども、そうじゃなくても、他の所も意識して勝てるピッチャーになりたいです。

 何よりも(江川)侑斗ずっとキャッチャーで小中高とこいつにしか投げてきたことがないので、そこから離れるということは、自分にとってもひとつの自立じゃないですけど、親離れと言うか、そういう一人になるというところでどんだけできるかなというのは、不安でもあり、一つに自分としてのチャレンジでもあり、そこはやっぱり(江川)侑斗とやってきた中でいろんなことを学べたので、 そこを生かしてさらに自分なりに 精一杯成長してすごい球を持ってるピッチャーが必ずしも勝つということじゃないことを自分の中で追求してそういうふうなピッチャーに勝てるピッチャーが一番すごいピッチャーだというところを追い求めてやっていきたいです。

[page_break:プロ入りを目指す江川!大分高校の強さの源]

プロ入りを目指す江川!大分高校の強さの源


左から、江川 侑斗、飯塚 和茂

江川侑斗:
 小学校の時からプロに目指してきたんで、やっぱり高校野球を終わってもその目標を変えずに、プロで活躍することを目標に、そのためには課題である打撃などもレベルアップさせて、次のステップに行きたいです。

足立駿:
 自分も小学校ぐらいの時からプロを目指してやってきて高校になってからはプロを目指して古川プロでどうやったら通用するからまだまだそこまでのレベルには至ってないんですけども将来一流のプロ野球選手と言われるような選手になれるように頑張っていきたいと思います。

飯塚和茂:
 これからも野球はするんですけども少しでも有名になってこないだ持ったのは少年野球の人数がどんどん少なくなっていてこないだ見に行った時にすごい少なかったのに悲しくなって地域の人が見て少しでも野球をしたいなと思えるような選手になりたいです。


左から、飯塚和茂、足立駿、江川侑斗、長尾凌我、小手川巧

座談会に参加してくれた5名はそれぞれの今後の目標を語ってくれた。自分の言葉でしっかりと話してくれた5人が更に成長していくことを期待したい。最後に、今回は紹介はしないが、座談会で盛り上がった「自信と過信」についての、足立駿の言葉を残したい。

足立駿:
 自信と過信は難しいです。

 自信を持つことはいいことじゃないですか、ただいざ夏初戦で負けたらそれが過信と言われたわけで、ただ自分の経験として、気持ちの持ち方で、秋の九州大会・選抜で打てた時は、大会前とかは本当に調子が悪かったんですけど、いざ大会になったら、自分で根拠のない自信を作って、自分をポジティブにやっていて、それが良い結果につながったんですけど、夏もそうやっていて、自分でモチベーションを上げて言ってポジティブに望んだですけども結果が出なかったら反省して、それが過信だと思ったので難しいです。

編集後記
「自信と過信」このトピックについてはいつか取り上げたいと思う。この座談会を通して感じたことは、3年生・5名が自分の言葉で意見をアウトプット出来ていたことである。改めて大分の強さの秘密を垣間見た気がした。

(コーディネーター:田中 実

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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