Column

日大二(西東京)「目指すのは日本一”熱い”夏!」

2019.07.04

37年ぶりの夏の甲子園出場へ!


日大二の集合写真

■春夏合わせて6回の甲子園出場を誇る

 2016年に創立90周年を迎えた伝統校。付属校の日本大学をはじめとし、国公立大、有名私立大に合格者を多数排出し進学校としても知られている。
 野球部は春夏合わせて甲子園出場6回を誇る名門だ。元プロ野球選手では、通算60勝でノーヒットノーラン経験もある川尻哲郎氏などがいる。また、人気お笑いコンビのオードリーの若林正恭さん、春日俊彰さんも同校のOBである。しかし1982年夏以来、甲子園から遠ざかっており伝統校復活を目指している。そんな日大二のこの夏にかける思いに迫った。

■野球に集中できる環境

 現在1年生20名、2年生28名、3年生23名の計71名で活動している。放課後は専用グランドで練習しており野球に集中できる環境が整っている。日大二の名物練習は冬練の砂場ダッシュだ。足場の悪い砂場でダッシュをすることで徹底的に足腰を鍛えてきた。この夏は強靱な足腰から繰り出される粘り強いプレーに注目だ。

■チームが変わるきっかけとなった秋の大会

 新チームが始まってから印象に残っている試合を主将の湯元智志に聞くと、昨年の秋季大会ブロック予選の都立城東戦と答えてくれた。2対7で敗北し都大会出場を逃してしまった試合だ。「自分たちのグランドでの試合にかかわらず、ミスの連鎖で自滅してしまった。」と湯元主将。
 しかし「秋の敗戦を機にチームが変わった。」とも話してくれた。その効果は春の都大会で証明されている。春の都大会4回戦関東一戦で2対4と敗れたものの、強豪関東一と渡り合えたことは自信となり、成長の証となった。秋の自滅するチームは見る影もなかった。夏はさらに成長した姿を見せてくれるに違いない。目標の37年ぶりの甲子園出場に期待だ。

■夏のキーマン紹介!

 続いて夏へのキーマンを湯元主将に聞くと、エースの田中啓斗君と長打力が魅力で4番の清水祐作君と答えてくれた。田中君は「エースとして試合を作り、勝利を呼び込んでくれた」という。清水君は「長打力と元気で、夏大で躍動してくれると思います。」と湯元主将。伝統校復活はエースと4番、この2人が鍵を握る。この夏は2人のプレーに注目だ。

関連記事はこちらから!
日大二の戦歴をチェック!!
第101回選手権西東京大会の組み合わせをチェック!
春季大会4回戦をレポート!日大二と関東一が激突!

[page_break:積極性ならどこにも負けない!/3投手を中心に25年ぶりの甲子園へ!]

自分たちの野球で最高の夏に!


エース・田中啓斗

ここからはチームを引っ張るエースの田中啓斗選手と4番の清水祐作選手2人に話を伺いました。

Q.夏へ向けて見つかった課題を教えてください

田中:自分たちの野球をすることです。
清水:春はできなかった、自分らしいバッティングをすることです。

Q.ここまで振り返って、高校野球で一番の思い出を教えてください

田中、清水:これから作ります。

Q.応援する方々へ自分のここを見てほしい、というアピールポイントを教えてください!

田中:自分の全てを見て色々なものを感じて欲しいです。
清水:粘り強い打撃を見て欲しいです。

Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?

田中:チーム全員で勝ちに向かっていくところです。
清水:少ない練習の中で一つのことに熱中できるところです。

Q.この夏に向けた熱い意気込みをお願いします!

田中:最高の夏にします!
清水:今までの全てをぶつけたいです!

田中選手、清水選手ありがとうございました!

内面はどのチームにも負けない!

ここから日大二の田中吉樹監督に話を伺います。

Q. 今年のチームは結成時から夏に向けてどんなチームを目指しましたか

 人間性のチーム。技術よりも心、気持ちといった内面の部分を大事にやってきました。

Q. 最後の夏に燃える3年生や部員たち皆様へのメッセージをお願いします

 今まであった全てのこと懸けて、全力で最後まで諦めず、頑張って欲しいです。

 田中監督、そして日大二野球部の皆さん、ありがとうございました!

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【僕らの熱い夏 特設ページ】
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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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