全員野球で夏までに仕上げていきたい

五所川原工の集合写真
■19の部活動があり、卒業生には福士加代子
青森県五所川原市にある五所川原工高校は、陸上選手の福士加代子を輩出したことで有名だ。部活動は硬式野球部や陸上競技部、テニス部やサッカー部の他に、山岳部や少林寺拳法部などもあり、合計19の部活が活動を行ってる。
■相手に「圧」をかけれるチームを目指す
硬式野球部は現在、3年生10名、2年生10名、1年生8名の計28名で活動しており、「夏の大会ベスト8以上、シードの私立に勝つこと」の2つの目標を掲げて練習に取り組んでいる。
新チームがスタートした際には、打撃や守備、走塁や声などで相手に「圧」をかけれるチームになることを目指すと決め、その結果「粘り強い打撃、牽制、三塁コーチャーの声」の3つのセールスポイントを作ることが出来た。
■10本振ったら倒れてしまうくらいの1スイングを
そんな中で臨んだ秋季青森県大会であったが、結果は2回戦敗退と悔しい結果に終わった。秋季大会での敗戦を踏まえて、オフシーズンのトレーニングでは、「体力・筋力アップ、守備の基本、スイングスピードアップ」の3つの目標を立ててトレーニングに臨んできた。
中でもスイングスピードのアップに向けては、10本振ったら倒れてしまうくらいの1スイングを心掛け、力強いスイングを求めてバットを振りい込んできた。
■今は「チーム力」を上げることが課題
現在は夏に向けて、チームの仕上げの段階に入った。特に意識していることは、「チーム力」を上げることであり、そのためにチーム全体が一つの目標へ向かうことが大事であると、主将の福士竜生は強く語る。
「夏は誰ひとり欠けることなく、試合に出場する選手は試合に出れない選手の思いを背負って、全員野球で夏までに仕上げていきたいと思います」
■夏の上位進出への3人のキーマンを紹介!
そんな五所川原工をここまで引っ張ってきたのは、下山七星、館山一騎の二人だ。下山は出塁率の高い1番バッターであり、館山は投手として力強いストレートで三振の山を築く投球が持ち味だ。
下山と館山は夏のキーマンとしても名前が上がり、また今智志の活躍も夏の上位進出へのポイントになる。