【目次】
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[1]2度目の甲子園出場を果たし、全国での1勝を目指す
[2]主将と副主将が語る課題
2度目の甲子園出場を果たし、全国での1勝を目指す
■4年後に創立100周年を迎える部活動盛んな学校
元々は女子校だった帯広大谷は1993年に男女共学となり、4年後の2023年には創立100周年を迎える歴史ある学校である。OBには現在、地元・北海道日本ハムファイターズでプレーする杉浦 稔大がいる。
同校のバドミントン部やソフトテニス部は全国大会出場経験を持つなど部活動が盛んであり、野球部も6年前に甲子園出場の経験を持っている。
■甲子園での1勝が目標
投打のバランスの良さを武器にこの夏を戦う帯広大谷。現在は3年生13名、2年生20名、1年生14名で活動中。“甲子園で1勝する”ことを目標に新チーム結成時は、「“全員が変わる。変化”をテーマにスタートしました」と3年生マネージャーの重堂愛蘭さんは振り返る。
そして迎えた最初の公式戦、帯広大谷は十勝支部予選を順調に勝ち上がり、全道大会出場。初戦の相手は北北海道代表として甲子園に出場した旭川大高。試合は1点を争う接戦となったが、2対3で競り合いを落とし帯広大谷はオフシーズンに入った。
■思い出深い試合
そして寒く長いオフシーズン、帯広大谷は体重アップを重点に置いてトレーニングに取り組んだ。こうして心身ともに鍛え上げて迎えた春季大会。十勝支部予選の決勝では白樺学園と対戦し、3対1の末に勝利をおさめ2季連続で全道大会出場を決めた。この試合について重堂さんは、「先取点を取ってそのままリードを守って勝利することができた試合で、私にとって印象深い試合です」と振り返った。
しかし全道大会では初戦で同大会でベスト8に入った札幌光星と激しい点の取り合いを演じるも、5対10で敗れ課題が残った。
■ここまで活躍した選手、そして夏のキーマン
夏に向けて「守備を固めていくことがチームの課題です」と重堂さんは語る。ここまでチームを牽引してきたのは、攻守ともに安定したプレーを見せてきた木島広輔、チャンスに強いバッティングが持ち味の生天目陸と今野光瑠。さらにリードオフマンとして打線の火付け役を担う鹿野遥斗や、つなぎのバッティングが武器の中西健一郎の5人だ。この夏も彼らのバッティングに注目していきたい。
最後に「後悔しない夏にしたいです!」と意気込みを語った重堂さん。北北海道代表として甲子園を目指す帯広大谷の戦いから目が離せない。