佐伯鶴城(大分)「津久見にリベンジを果たし、笑って終える夏にしたい!」
津久見にリベンジを果たしたい
練習中の様子
■創立100年を超える伝統校
大分県佐伯市に学校がある佐伯鶴城。2011年(平成23年)に創立100周年を迎え、2017年(平成29年)にスーパーサイエンスハイスクールに指定された学校だ。多くの野球人を輩出しており、広島東洋カープの元監督の野村謙二郎氏や、廣瀬純氏(元広島)、東京六大学最多の48勝を挙げた大投手・山中正竹・全日本野球協会会長は同校OBである。
■秋は津久見に敗れていた
部員は3年生27名、2年生22名、1年生24名の計73名で活動。サッカー部と一緒にグラウンドを使いながら打撃練習を重ねて夏に備えている。
そんな佐伯鶴城は津久見高校に対して強いリベンジに燃えている。8月に行われた 大分県高等学校野球選手権大会県南・豊肥支部予選。ここで佐伯鶴城は津久見に7対13で敗れた。
その悔しさを胸に挑んだ秋の大会。ここで佐伯鶴城は準々決勝に進出し、ベスト8に残る。ここで対戦したのが再び津久見である。リベンジを目標に挑んだが佐伯鶴城は再び敗れてしまう。
■一つでも多く勝ちたい!
その悔しさを胸にオフシーズンに突入した。ランメニューでは300mを50秒以内に走り切るを10本行う300mダッシュを毎日行い、走りこんできた。また筋力アップを目標に体重増加をテーマにトレーニングに励んできた。
そんな佐伯鶴城が津久見にリベンジするチャンスはすぐにやってきた。春の県南リーグ代表決定戦だ。公式戦3度目となるこの試合、リベンジを果たすべく挑んだが、6対10で再び敗れてしまう。
だからこそ、この夏への思いは人一倍強い。
「悔いの残らないように今あるすべての力を出し切って戦いたい」と意気込みを口にする池田和樹主将。現在、“チャンスを逃さないバッティングと最少失点に抑える守備”をテーマに練習中。集大成の夏、佐伯鶴城は一致団結して1つの勝利に全力を注ぐ。
■ここまで活躍した選手、そして夏のキーマン
ここまでチームを引っ張ってきたのは村上和駿と木許壮思だ。特に木許は怪我の影響で春の大会こそ出場できなかったが、現在は回復し、夏に向けて調整してきた。そして村上はボールをしっかり引きつけて逆方向に強い打球を打つことができる。また打撃だけでなく守備でもチームの中心として活躍してきた。ただこの夏は2人だけではなく瀧倖之介や増野碧人、日髙大輔の活躍に期待がかかる。
笑って終われる夏にしたい
ここからは佐伯鶴城の榎康佑副主将と桑原虎太郎副主将に話を伺います!
Q.夏へ向けて見つかった課題を教えてください
榎:バッティングでの積極性やチャンスでの一打。さらにケースに応じた打撃です。
桑原:追い込まれてからの粘りや変化球への対応。また打球や状況の判断は課題です。あとピンチを乗り切る能力、全員への声かけも夏に向けて意識的に取り組んでいます。
Q.ここまで振り返って、高校野球で一番の思い出を教えてください
榎:2年生の春の県選手権で優勝したことです。
桑原:みんなで頑張った毎日の練習です。
Q.応援する方々へ自分のここを見てほしい、というアピールポイントを教えてください!
榎:守備と送球です!
桑原:プレーはもちろん、ランナーコーチや応援でも全力で取り組む姿を見てほしいです!
Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?
榎:刺激し合いながらも学年問わず仲が良いことです。
桑原:一つのプレーに対して盛り上がれるところです。
Q.この夏に向けた熱い意気込みをお願いします!
榎:「この夏は鶴城だったな」と言われるような夏にしたいです。
桑原:笑って終える、次に繋げていけるような思い出のある夏にしたいです。
榎選手、桑原選手ありがとうございました!
「古豪」復活!
ここからは佐伯鶴城の釘宮啓彰監督にお話を伺いました
Q. 今年のチームは結成時から夏に向けてどんなチームを目指しましたか
攻撃力を強化し打ち勝つ打線を作ることを目指してきました。
Q. 最後の夏に燃える3年生や部員たち皆様へのメッセージをお願いします
「古豪」復活に期待しています!
釘宮監督、そして佐伯鶴城野球部の皆さん、ありがとうございました。
今年も大好評!
【僕らの熱い夏 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!