Column

星城(愛知)「部員の夢であり父母やOBの夢、そして監督の夢である甲子園へ」

2019.06.24

コールド負けの悔しさをバネに夏に臨む


星城の集合写真

■バレーボール部が全国レベル!

 愛知県豊明市に校舎を構える星城。部活動が盛んな学校であり、中でも男子バレーボール部は全国大会でのタイトルは計8回を数え、全国屈指の強豪校として君臨している。また、女子バスケットボール部も愛知県を代表する名門であり、全国大会でベスト8に進出した実績を持っている。

■「勢い、チーム力、打撃」がチームのセールスポイント

 野球部はこれまで、ロッテや阪神で活躍した鮎川義文氏がプロ野球の世界へと進んだ実績があり、現在は3年生36名、2年生30名、1年生31名の合計97名で活動している。チーム目標は「甲子園で勝利を挙げる」ことであり、「勢い、チーム力、打撃」の3つのセールスポイントを武器に、チームの目標達成に向けて日々練習に励んでいる。

■春のコールド負けでもう一度基本に立ち返る!

 そんな星城野球部は、この春大きな負けを経験した。春季愛知県大会の3回戦で、春日丘と対戦し、0対7のコールド負け。この敗戦を糧に、チームは現在もう一度基本に立ち返って、キャッチボールなどの基礎を意識しながら練習を行っている。

■ここまで活躍した選手を紹介!

 ここまでチームを牽引してきた選手は、近藤佳輝納富隆成の2選手だ。

 特に近藤は1番打者として高い出塁率を誇り、俊足を活かして打線に勢いを与えることができる選手だ。また試合以外でもチームを支えることができる存在であり、星城に無くてはならない存在だ。

■感動を与えられるような夏に

 主将である金田大輝は、「新チームの結成当初は監督の意見を読み取ることが出来ず、叱咤激励を受けることも多かった」と振り返る。だがその度にチームは成長し、現在は高い意識を持って練習に取り組むことが出来ているとも話す。
 この夏は勝つのはもちろんであるが、「感動を与えられるような夏にしたい」と強い意気込みを語った。

[page_break:甲子園で平林先生を胴上げできる夏に]

甲子園で平林先生を胴上げできる夏に


練習練習の様子

ここからは星城石黒佑哉副主将と河田隆博副主将に話を伺います!

Q.夏へ向けて見つかった課題を教えてください

河田:負けているときに雰囲気が悪くなることや、二死ランナー無しから失点することです。
石黒:夏に投げ切るための体力と、打者を絶対に抑える気持ちです。

Q.ここまでを振り返って、高校野球で一番の思い出を教えてください

河田:1年生大会でホームランを打ったことです。
石黒:1年生大会の中京大中京との試合です!

Q.応援する方々へ自分のここを見てほしい、というアピールポイントを教えてください!

河田:一つ一つのプレーに対して全力で取り組んでいるところです。
石黒:切れのあるストレートを見てほしいです!

Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?

河田:チームの仲が良く仲間のために頑張れるところと、誰でも長打が打てるところです!
石黒:チーム全体の仲の良さは負けません。またチームのサポートを全力で出来るところも負けません。

Q.この夏に向けた熱い意気込みをお願いします!

河田:甲子園で平林先生を胴上げできる夏にします!
石黒:他のチームよりも長い夏にしたいです!

石黒選手と河田選手、ありがとうございました!

全力で「夢・甲子園」を目指す!

ここからは星城の平林宏監督にお話を伺いました

Q. 今年のチームは結成時から夏に向けてどんなチームを目指しましたか

 新チーム結成時は打撃のチームでしたが、春以降は投手を中心とした守り勝つチームを目指してきました。攻撃は特にバントの精度にこだわって、確実に進塁させることを重点課題として取り組んできました。投手力を含めて、走攻守とバランスの取れたチームに仕上がりました。

Q. 最後の夏に燃える3年生や部員たちへのメッセージをお願いします

 甲子園は部員の夢、さらに父母、OBの夢であり私の夢です。応援してくれる方のすべての夢であり、この世の天命です。逞しく成長して、どこに出しても恥ずかしくない、私の星城高校野球部員。私の進退も懸ける思いで、全力で「夢・甲子園」を目指します。

 平林宏監督、そして星城野球部の皆さん、ありがとうございました。

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今年も大好評!
【僕らの熱い夏 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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