Column

れいめい(鹿児島)「不撓不屈の精神で聖地への道を切り開く!」

2019.06.23

どこよりも長く、最高の形で終われる夏にする!


れいめい野球部

■55年の歴史を背負う

 “不撓不屈”を校訓に掲げるれいめい高校は1964年より始まった、55年の歴史を持つ学校。OBに一昨年まで現役でプレーをされ、現在は北海道日本ハムファイターズの2軍内野守備コーチを務める、飯山裕志氏やドラフト候補に挙がる153キロ右腕・太田龍投手(JR東日本・インタビュー)がいる。

■自分たちで使うグラウンドは自分たちで綺麗にする

 野球部は現在3年生17名、2年生22名、1年生26名の65名で活動中。練習場は専用のグラウンドを持っており、練習前には草むしりや石を拾いをするなどして、大切に使っている。

 また、「掃除やごみ拾い、さらに野球だけにとどまらず日常生活からしっかり過ごすことを新チーム結成時に徹底した」と主将の川畑宥莉は語る。

■悔しさを感じた春

 そんなれいめいは秋の県大会3回戦で尚志館の前に6対9で敗戦。春に向けて体重を増やすことで体を大きくしてきた。しかしただ大きくするのではなく、瞬発力や体幹を鍛えることもテーマに据えて、夏に向けて虎視眈々と準備をしてきた。

 そして今春、れいめいは2回戦で与論に12対1で下すと勢いに乗り、そのまま県大会準々決勝まで進出した。だが、ベスト8でまたも尚志館と対戦し、4対16で敗れてしまった。

 この試合について川畑主将は、「3本のホームランを許し、4対16になりました。こんなにも相手との差を感じたのは初めてだったのでとにかく悔しくて情けなかったです。それと同時にこのままではダメだと思いました」と振り返った。

■これまでチームを支えたキーマンたち

 現在は、どこにも負けない打撃力を身に着けるためにロングティーなどをすることでバットを振り込んでいる。そんなれいめいをこれまで牽引したのが、川畑主将、巻木和也宝満達哉の3人。

 川畑主将はチームをまとめるだけではなく、エースとして相手バッターを抑えてきた。2年生の宝満は5番バッターに座り、ヒットを量産することでチームを救ってきた。

 そして巻木は1番バッターとしてこれまで数多く出塁し、得点に絡んできた打線の火付け役。「この夏もリードオフマンとして得点に絡む活躍をしてくれるだろう」と川畑主将の信頼も厚い。

■全国への道は自分たちで切り開く!

 「どこよりも長く、最高の形で終われる夏にしたいです!」と最後に意気込みを語った川畑主将。チームの目標である甲子園出場の道を自分たちの手で打開していく。

[page_break:副主将2人が語る夏への思い/全力プレーで最高の恩返しを]

副主将2人が語る夏への思い

 ここからは注目の1番打者・巻木和也選手と池田涼選手のW副主将に話を伺いました。

Q.夏へ向けて見つかった課題を教えてください

巻木:エラーから失点するケースが多かったので守備が課題です。
池田:ピッチャーも野手も終盤の集中力が課題です。

Q.ここまで振り返って、高校野球で一番の思い出を教えてください

巻木:昨年の春の県大会で優勝して九州大会に行けたことです。
池田:チーム全員で勝った喜びを分かち合った瞬間です。

Q.応援する方々へ自分のここを見てほしい、というアピールポイントを教えてください!

巻木:チームのみんなを笑顔で引っ張る姿を見てほしいです!
池田:ファーストストライクに対するフルスイングを見てください!

Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?

巻木:チーム全員が叱咤激励しあいえるほどの仲の良く、他のチームに負けていないと思います。
池田:先輩後輩関係なく仲の良いところが好きです。

Q.この夏に向けた熱い意気込みをお願いします!

巻木:この夏はどこよりも長い夏にしたいです!だから、どんな形でも「勝ち」にこだわります!
池田:一戦必勝で最後は笑って終われる夏にしたいです!

 巻木選手、池田選手、ありがとうございました!

全力プレーで最高の恩返しを

 ここかられいめいの堀省吾部長に話を伺いました。

Q. 今年のチームは結成時から夏に向けてどんなチームを目指しましたか

 夏に向けて粘り強い全員野球を目指してきました。

Q. 最後の夏に燃える3年生や部員たち皆様へのメッセージをお願いします

 不屈不撓の精神で、粘り強くプレーしてください。応援してくださる方々への感謝の気持ちを、全力プレーで表現してください。それが最高の恩返しになります。

 チェストきばれ!

 堀部長、そしてれいめい高校のみなさんありがとうございました!

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今年も大好評!
【僕らの熱い夏 特設ページ】
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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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