石巻工(宮城)「一体感と笑顔を武器に、全国での1勝を目指す夏!」
再び甲子園に行き、校歌を歌う!
石巻工野球部
■7年前に21世紀で選抜出場をはたす
2012年に21世紀枠で選抜に出場し、当時の主将であった阿部翔人が選手宣誓をした石巻工。学校は昭和38年に開設し今年で創立56年を迎えた。
石巻工には機械科や電気情報科。さらには科学技術科、土木システム科、そして建築科の5つがあり、進学と就職を合わせて卒業の進路決定率はほぼ100%となっている。
■明るさを武器に再び聖地を目指す
現在は3年生19名、2年生18名、そして13名の計50名で活動している石巻工。「甲子園で校歌を歌う」ことを目標に持ち前の明るさ、笑顔を武器に戦っている。
新チーム結成時について今野希世主将は、「『一体感』をテーマに、チーム全員で何事にも準備することを意識してチーム全体が1つになれるようにしました」と振り返る。
そして迎えた秋季大会、石巻工は敗者復活戦から県大会に勝ち進むと、初戦の宮城農に2対0で勝利。これで勢いに乗るかと思われたが、続く2回戦の仙台城南戦は途中までリードしながら、7対8で逆転負けを喫してしまった。
「夏の大会の3回戦で対戦してその時は負けたので、『先輩たちの分も』と思いましたが、ミスが続いてしまいました。悔しかったです」
■活躍に期待がかかる選手
その後、オフシーズンは一人一人のスピード感と下半身の強化を徹底した石巻工。自慢の室内練習場も使いながらトレーニングを重ねてきた。
春は県大会出場とはならなかったものの、夏に向けて「チーム全体で勝利にこだわって、1つ1つのメニューを積み重ねています」と今野主将は語る。
そんな石巻工をこれまで牽引してきたのは、佐藤朋輝選手。今野主将は「どんな場面でもホームランなどの長打を打ってくれた打線のキーマン」だと話し、打球のスピードや飛距離はチームでもトップクラスだと語る。この夏も攻撃の起点となってくれることに期待を寄せる。
その佐藤に負けない打球を飛ばす三浦晃翔や和田恵佑、そして今野主将の活躍が石巻工の躍進の鍵を握る。彼らの活躍に注目だ。
■今度こそ甲子園で校歌を歌う
「チーム全体に一体感がある夏にしたいです」と意気込みを語った今野主将。チームが一丸となって、『甲子園で校歌を歌う』という目標を是が非でも叶える。
[page_break:最大の武器は笑顔!/一体感で夏は戦おう!]最大の武器は笑顔!
左:中野統太 右:髙橋京太
Q.夏へ向けて見つかった課題を教えてください
髙橋:ピンチでのミスが多いので、夏までに守備を鍛えたいです。
中野:自分も守備の向上が課題ですが、変化球への対応も夏までに磨いていきたいです
。
Q.ここまで振り返って、高校野球で一番の思い出を教えてください
髙橋:野球人生初のホームランを打つことができたことです!
中野:去年の秋の県大会で仙台城南に負けたことが悔しくて、今も印象に残っています。
Q.応援する方々へ自分のここを見てほしい、というアピールポイントを教えてください!
髙橋:楽しんで野球をやっている姿を見てください!
中野:ここぞの場面で発揮する勝負強さです!
Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?
髙橋、中野:どんな場面でも笑顔でいられるところです!
Q.この夏はこういう夏にしたい!というのを教えてください
髙橋:メンバー全員が輝ける夏にしたいです!
中野:甲子園に出場して、2012年の選抜で成し遂げられなかった全国大会での1勝を掴みます!
髙橋副主将、中野選手、ありがとうございました。
一体感で夏は戦おう!
ここからは利根川直弥監督にお話を伺います。
Q. 今年のチームは結成時から夏に向けてどんなチームを目指しましたか
グラウンドやベンチ、そしてスタンドが心を1つにして戦っていけるように努め、主将の今野が掲げた『一体感』というテーマを追求してきました。
Q. 最後の夏に燃える3年生や部員たち皆様へのメッセージをお願いします
春は残念な結果に終わったが、きっかけをつかめば君たちは勝てると信じています。一球に対して全員が同じ心で臨んでいこう!
利根川監督、そして石巻工野球部のみなさん、ありがとうございました。
今年も大好評!
【僕らの熱い夏 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!