酒田光陵(山形)「やるべきことをやれば結果はついてくる!」
最高のパフォーマンスで甲子園を目指す!
バッティング練習に打ち込む酒田光陵
■開校8年の新設校
平成24年に酒田市内の4校が合併し、誕生した酒田光陵。開校して8年目と歴史は浅いが、普通科をはじめ商業科や工業科。そして情報科の4つの科が設置されている。
野球部は昨夏の山形大会でベスト8に入った強豪。春の県大会では日大山形と接戦を演じ、夏の注目校の1つとなっている
■甘さを感じた秋
学校から自転車で15分ほど移動したところに専用グラウンドを持つ酒田光陵。現在は3年生37人、2年生20名、1年生22名の計59名で練習をしている。
新チームが始まったときは「甲子園出場を目標に、自主性を心掛けてスタートしました」と加藤吏久良選手は振り返る。
最初の甲子園出場のチャンスとなる秋季大会。ここでチームにとって大きな出来事を迎える。
「秋季庄内地区の一次予選の3回戦・酒田南との試合、0対7のコールドで負けてしまったんです。その時、『自分たちはまだまだ甘い』と痛感させられました」
その秋は県大会3回戦で終わり、オフシーズンは体重増加と野球につながるトレーニングをテーマに過ごした。そして今春の県大会の2回戦で強豪・日大山形と対戦し、2対3で敗れるも善戦した。
■チームのキーマン
現在は「勝負強さを身につける」ことができることを念頭に練習をする日々。そんなチームをここまで引っ張ったのは、金野凪と佐藤優心の二遊間コンビ。エースの三浦慎司、さらに攻撃の要を担った佐藤大地と進藤祐聖の4人だ。
佐藤と進藤の2選手は夏も活躍するだろう、と加藤選手は考える。さらに夏に向けて佐藤駿と岡野和史選手の2名の名前を挙げた。
「岡野は小柄ですが、鋭い打球を飛ばせますし守備範囲が広いです。“ここぞ”という場面でヒットを出してくれると思います」と期待を寄せた。
■夏への意気込み
「悔いの残らない夏にするために、ベストパフォーマンスを全力で発揮します」と意気込みを語った加藤選手。武器である、バリエーション豊富な投手陣、外野手のポジショニング、そして自主性で戦う酒田光陵の夏に注目だ。
[page_break:初の甲子園を目指す!/凡事徹底で勝利をつかめ!]初の甲子園を目指す!
酒田光陵野球部
ここからは酒田光陵の金野凪主将と池田歩生副主将にお話を伺いました。
Q.夏へ向けて見つかった課題を教えてください
金野:チャンスでタイムリーを打つことや、次の塁を狙って得点力を向上させたいです。
池田:チャンスで1本出せる勝負強さもですが、変化球の対応や私学と張り合えるフィジカル。そして接戦を勝ち切る粘り強さが課題です。
Q.ここまで振り返って、高校野球で一番の思い出を教えてください
金野:秋の県大会2回戦・長井戦でサヨナラを打てたことです!
池田:去年の夏の大会です。練習試合とは違う雰囲気に圧倒されて、その時は体が思うように動きませんでした。あの雰囲気を2年生で経験出来てよかったです!
Q.応援する方々へ自分のここを見てほしい、というアピールポイントを教えてください!
金野:守備とバッティングの両方を見てください!
池田:自分は守備を見てほしいです!
Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?
金野:選手同士の仲がいいところと、野球について深く考えるところは負けていません!
池田:先生方の指導力は他のチームに負けていないと思います。
Q.この夏はこういう夏にしたい!というのを教えてください
金野:甲子園に行って、最高の“高校最後”の夏にします!
池田:今まで自分たちがやってきたことを全て出し切り、初の甲子園を実現します!
金野主将、池田副主将ありがとうございました。
凡事徹底で勝利をつかめ!
ここからは酒田光陵の加藤勇次監督に話を伺います。
Q. 今年のチームは結成時から夏に向けてどんなチームを目指しましたか
状況に応じて役割を理解して、それを全うできるチームを目指して、個人個人が自立したチームを作ろうと取り組んできました。 この夏は、誰が出ても勝負できることを強みに試合に挑みます。
Q. 最後の夏に燃える3年生や部員たち皆様へのメッセージをお願いします
自分のやるべきことに全力で取り組もう。その先に勝利があると思っています!
加藤監督、そして酒田光陵野球部のみなさん、ありがとうございました。
今年も大好評!
【僕らの熱い夏 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!