第18回 糸魚川(新潟)「『春季大会ベスト8』の結果に満足せずに糸魚川から甲子園へ」2019年06月16日

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[1]春季大会の結果は一度忘れる
[2]人生で一番思い出になるような夏に/昨年の夏を経験した選手も多く残り攻守でハイレベル

春季大会の結果は一度忘れる



糸魚川の集合写真

■2年連続で春季大会ベスト8に進出!

 新潟県糸魚川市に所在する糸魚川高校。地元では「糸高」の愛称で親しまれており、卒業生にはお笑い芸人の横澤夏子さんがいる。

 野球部はここ数年で力をつけてきており、この春は昨年に続いてベスト8進出を果たした。チームは現在、3年生が16名、2年生が12名、1年生が13名の計41名で活動しており、「甲子園出場」のチーム目標を掲げて日々練習に励んでいる。
 練習前に、部員全員で校歌を歌う練習を行うことはチームの名物となっており、いつも練習グランドには部員たちの大きな声の校歌が響き渡っている。

■オフシーズンのトレーニングで走攻守すべてでパワーアップ

 そんな糸魚川の今年のセールスポイントは、「攻撃時の爆発力」と「失点の少ない投手陣」、そして「果敢な走塁」の3つだ。
 この3つのセールスポイントを作り上げたのは、オフシーズンのトレーニングにある。走攻守のすべてにおいてトレーニングを行った結果、チームが全員が秋よりもパワーアップすることに成功。実際に、公式戦で戦える体を作ったことにより、秋季大会は支部予選敗退であったが、春季大会ではベスト8進出と大きくジャンプアップした。

■春季大会の結果は一度忘れる

 主将であり、守備の要のショートを務める月岡寛道は、チームの思い出深い出来事として「春季大会のベスト8」を挙げる一方で、夏に結果を残すためには春季大会の結果は一度忘れるべきであることを強調する。月岡をはじめとする糸魚川の選手たちは「春季大会ベスト8」の結果に満足しておらず、夏の甲子園への出場に向けて本番を想定した練習に励んでいるのだ。

 「まだまだ上に行ける能力はあると思っています。この春から夏に懸けて、さらにチーム力に磨きをかけ、春とは違った『糸高野球』を披露できるように頑張っていきたいです」

■夏へのキーマン

 夏に向けてチームのキーマンとなるのは、岡崎快陸、伊藤想、伊倉健太の3人の3年生。
 岡崎は昨年の夏も経験している強打の外野手で、この1年間で本塁打は20本以上を放っている。守備範囲も広く、まさにチームの中心選手である。また、4番の岡崎の後を任されているのが5番の伊藤だ。伊藤もまた強打が魅力の打者で、春季大会4回戦の新潟明訓戦では岡崎と伊藤のアベックホームランも飛び出した。夏も二人の打棒に期待が懸かる。

 また伊倉健太は、エースの渡辺勝誠を支える存在として急成長を見せている投手だ。サイドハンドからキレのあるボールを投げ込む伊倉は、一冬を超えて球速は130キロを超えるようになるなど、控えながら大きな存在感を示すようになった。夏は中継ぎとして大きく活躍を見せるだろう。

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