小松(石川)「創立120周年の伝統と誇りを胸に!甲子園1勝を掲げる!!」
創立120周年で3度目の甲子園を狙う
ミーティングをする小松ナイン
■県内指折りの進学校
石川県小松市丸内町に位置する小松高校は、県内でも指折りの進学校。今年の10月で創立120周年を迎える伝統校でもあり、野球部も過去2度の甲子園出場を誇る文武両道の学校。
明治9年創立の歴史と伝統を背負う小松野球部は3度目の甲子園を目指してどんな活動をしているのか。チーム目標を「甲子園1勝」と掲げ日々練習に励む小松野球部に迫る!
■専用スペースを有効活用
現在3年生は19名、2年生が11名、そして1年生14名の計44名で活動をする小松。県立高校ではあるが、校庭に野球部専用のスペースで練習をすることが出来る。雨天時にも練習が可能な室内練習場を完備するなど、少ない練習時間を無駄なく練習に取り組むことが出来る。
■「打ち勝つ野球」がテーマ
今年の小松のウリを副主将の武部恭典に伺った。
・エースの小川琳太郎を中心とした安定感のあるバッテリー。
・長打力のある選手が多数。
・学年関係なく意見を言える雰囲気。
この3つのチームのウリを挙げてくれた。昨夏、石川大会でベスト4入りを果たした。そして新チームとして迎えた秋季大会、「初戦負け喫し現実を受け入れられなかった」と武部は語る。その試合は、自分たちで状況を苦しくしてしまい、いつものプレーが出来ないままサヨナラ負けを味わった。このオフは、「春になったときに、このトレーニングがどのような意味を成すのか意識して取り組んだ」という。
■充実した冬練習
夏に向けてどんな練習を取り組んでいるのかについては、「勝負所で力を出す」というのが今のチームには欠けており、ここぞの場面で1本や守り切るための勝負強さを身につけるために、練習から本番を想定した雰囲気で取り組めている。
どんな夏にしたいかと聞くと、「秋春と思うような試合をすることが出来なかったので、甲子園1勝という目標への最後のチャンスとなる夏大では『逆境に強く、闘争心溢れるプレー』という言葉を掲げ自分たちの試合をしたいです。」と熱い意気込みを頂いた。
[page_break:「甲子園1勝」が合言葉]「甲子園1勝」が合言葉
バッティングをする小松の選手たち
ここからは小松でエースを務める小川琳太郎選手と主将の上田大誠選手にお話を伺いました!
Q.夏へ向けて見つけた課題を教えてください。
小川:マウンド上で、いろいろ考えながら投げてしまっていることと、フォームの再現性が低いことが課題です。
上田:変化球を確実に捉える、ミート力が課題だと思います。
Q.ここまで振り返って、高校野球で一番の思い出を教えてください
小川:昨夏、準決勝の金沢学院に延長で負けてしまったことです。全校生徒を含め多くの人に応援していただいた中で、勝てずに悔しさが残っています。
上田:公式戦で思うような結果が出せていないのが悔しさが残っています。
Q.応援する方々へ自分のここを見てほしいというのを教えてください!
小川:ピッチングとマウンドでの振る舞いを見てください!
上田:試合の流れを一気に変える打撃に注目してもらいたいです!
Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?
小川:チーム全員が勝利のために、自分の弱さに向き合って練習しているところです。
上田:どんな状況でも笑顔を絶やさないところがチームの好きなところです。そして3年間でバットを振った量とバッティングはどこのチームにも負けません。
Q.この夏はこういう夏にしたい!というのを教えてください
小川:甲子園で1勝します!
上田:どのチームにも打ち勝つ夏にします!
小川選手、上田選手、ありがとうございました!
小松の夏にしよう!
ここからは吉田卓也監督にお話を伺いました
Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どんなチームを作り上げてきましたでしょうか。夏に向けてどんなチームを目指していますか?このチームの強みを教えてください。
昨年から出場している選手が多く、経験はあります。特に夏の大会では勝負強さが必要となるので、「勝負」を常に意識させてきました。夏はここぞ、という場面での「一球」に対する強さと集中力を発揮してくれると思います。
Q. 最後の夏に燃える3年生や部員たち皆様へのメッセージをお願いします。
仲間を信じ、己を信じて、積み上げてきた力を全て出し切ることを期待しています。「小松の夏にする」という覚悟を持って全力で勝負しよう!
そして吉田監督、小松野球部の皆さん、ありがとうございました!
今年も大好評!
【僕らの熱い夏 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!