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近年成長を見せる鹿児島情報(鹿児島)夏勝ち上がるために

2019.02.24

秋の悔しさを春と夏にぶつける!

近年成長を見せる鹿児島情報(鹿児島)夏勝ち上がるために | 高校野球ドットコム
鹿児島情報のエース・沖田 龍之丞

■私立では国内初の情報系学校!
 鹿児島県鹿児島市にある鹿児島情報高等学校。1960年に鹿児島電波工として創立され、1991年に現校名に改称された。全国3校目、私立では国内初の情報系高校という歴史を持つ。各資格取得を目指すコンピュータ教育に力を入れているが、2004年に初の普通学科となるe-プレップ科、翌2005年には普通科の特進クラスにあたるプレップ科を創設するなど、近年は大学進学指導にも注力している。

■鹿児島情報野球部の紹介
 現在2年生12、1年生24の計36名が在籍。2017年2018年の2年連続で秋季鹿児島県大会4強入りを果たすなど、各大会の上位に食い込むこともめずらしくない存在だ。野球部OBには、ロッテの次期エース候補として期待されている二木康太投手らがいる。

■秋季大会を振り返って

 新チームスタート時のテーマは「チームプレーを大切にする」こと。このテーマの達成と、秋季県大会での優勝を目標に練習に励んでいった。県大会では準決勝で鹿屋中央に敗戦(試合レポート)。川崎友仁主将は、この一戦を一番印象に残った試合に挙げ、「自分と沖田龍之丞(エース)の活躍もなく、全然だめでした。自分たちが打って守れないと勝てないということを実感しましたし、自分たちの能力がまだまだと感じました」と、試合から得たものを語ってくれた。

■新チームを引っ張ってきた選手は?

 沖田、西山知宏遠山優の3名を推薦してくれた川崎主将。「沖田は1年生から登板している経験を武器に、大会では堂々とピッチングをしてくれました。西山はチームで一番身体も大きいですし、捕手としてチームを引っ張っています。遠山は1年生ですが体つきもよく、チームの主軸として大事な場面で打ってくれました」と詳細に理由を語ってくれた。

 

■この冬の意気込み!

 「2年連続秋の県大会で4強まで勝ち進めましたが、去年も今年もサヨナラ負け。この悔しさを晴らすため、夏に結果を出すためにも、身体を大きくして夏までしっかり乗り越えられる体力をつけます!」。こう意気込みを語ってくれた川崎主将。昨秋に敗れた鹿屋中央は、の3回戦(試合レポート)で敗れた相手でもある。自分たち、そして先輩たちの悔しさを晴らすために、妥協なく自分を追い込んでいくつもりだ。

 

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鹿児島の夏を勝ち抜くために

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主将の川崎 友仁選手

 ここからは鹿児島情報のエース・沖田龍之介投手、窪島力投手兼一塁手の副主将の2人に話を伺いました!

Q.秋季大会などを経て、見つけた課題を教えてください

沖田:まだまだ球が軽いですし、緩急のある投球ができていないとも感じました。克服するために、体重の増加、決め球となる変化球の習得、右打者インコースへの制球力アップが必要だと思っています。
窪島:直球のスピードと切れ、変化球でストライクを取れるコントロールが投球面での課題です。打撃では変化球に突っ込んでいたので呼び込んで打てるようになりたいです。

Q.このオフシーズンの目標、強化したいことを教えてください

沖田:球速アップのための体重増加、緩急をつける変化球と、決め球にできるだけのキレを磨いていきたいです。
窪島:下半身を強化して、スイングスピードを上げる、フルスイングができる身体の強さを身に着けたいです。

Q. 応援する方々へアピールしたいセールスポイントは?

沖田:強気で攻められるようになったインコースへの真っすぐを見てほしいです!
窪島:元気が取り柄なので試合では周りへの声掛けを見てください!

Q.チームの好きなところや、他のチームに負けていないところはどこですか?

沖田:学年に関係なく意見を言い合えるところです。
窪島:学年問わずに、思い切ってプレーできるところです。

Q. ここのオフシーズン、「自分はここまで成長するぞ!」という熱い意気込みをお願いします!

沖田:県大会を制覇できるピッチャーに成長します!
窪島:投手としては県大会制覇まで導けるチームのエースに、打者としては中軸を打てる注目選手になります!

沖田選手、窪島選手、ありがとうございました!

一番きつい時期をみんなで乗り越える

 図師賢剛監督にお話を伺いました!!

Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どんなテーマを持ってチームを作り上げてきましたでしょうか。秋の大会の振り返りならびに、冬でのテーマも教えていただけたら幸いです。

 体格的な差を埋めるために、食事とトレーニングに力を入れてきました。フィジカル面以外では、練習・試合など、自分たちで考えて取り組むことを重視しています。冬季は夏へ向けての体力づくりと投手力の強化をテーマに取り組んでいます。

Q. 最後に、これから厳しい冬のトレーニングに挑む選手たちへメッセージをお願いします。

 一番きつい時期をみんなで乗り越えて夏の優勝を勝ち取ろう!

図師監督、そして鹿児島情報高校野球部の皆様ありがとうございました!

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今年も大好評!
【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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