木本(三重)「三重県No.1の走塁を目指し、強豪校に勝てるチームへ!」
東海大会、そして甲子園出場を目指す!
学校の裏にある花城山を駆け上がる選手たち
■21世紀枠推薦校に選ばれた急成長チーム
三重県熊野市にある三重県立木本高校は昭和23年に創立された学校である。普通科と総合学科、そして定時制が設置されている木本は昨夏の大会は2回戦敗退。
だが昨秋県大会でベスト8進出。近畿地区の21世紀枠推薦校には選ばれなかったものの、三重県の21世紀枠推薦校に選出された。今春以降もその戦いに注目される木本の冬に迫った。
■木本野球部の紹介
現在は2年生が14名、1年生が13名、計27名で今春の東海大会出場と夏の甲子園を目指して日々練習を積み重ねる木本高校。
平日はサッカー部とラグビー部とグラウンドを併用するため内野だけで練習だが、バッティングはバックネットに向かって打つなどの工夫を凝らしている。
■今年のウリと今までを振り返って
今年のチームは、
・機動力
・打撃力
・団結力
の3つの力をウリにしていると主将でキャッチャーを務める、植中慎太郎選手は語る。
そんな植中主将の心に残っている試合を聞いてみると、
「秋の地区予選の決勝戦で対戦した三重高校戦です。なぜなら、あの試合は先制を許しても絶対に勝つ、という気持ちを全員が切らさずに戦えたおかげで、雰囲気が崩れずに自分たちのペースで試合を運べたので勝てた」からだと話す。
■ここまで活躍した選手は?
昨秋は三重大会でベスト8に進出した木本を支えたのが、広角なバッティングが武器で、今後は長打にも期待できる湊裕をはじめ、和田飛海、中道唯翔選手の3人だ。
3人は1番から3番に座り、初回からチャンスを作ってくれた。春先も彼らのバッティングに期待しつつ、副将の榎本朱利斗投手の活躍にも植中主将は期待を寄せる。
■この冬の意気込み!
木本は熊野市初の21世紀枠推薦校に選ばれた。この出来事は植中主将にとっても印象深いことだったが、オフシーズンは身体を一回りも二回りも大きくすべく、浜と山でダッシュをするなど筋肉トレーニングを増やした。
「身体を一回り大きくして、強豪校に打ち勝てるチームになり、自分たちの目標を達成したいと思います!」と力強い意気込みを最後に残した。
投手陣が語る課題
選手とマネージャー全員がガッツポーズ!
ここからは木本高校の副主将・榎本朱利斗投手と林大遥投手リーダーのお二人にお話を伺いました。
Q.秋の大会や練習試合が終わって見つけた課題を教えてください。
榎本:ストレートの力強さ、そして変化球の変化量やキレです。あと、コントロールと連戦を投げぬく体力です。
林: 球速とストライクゾーンの中でのコントロールです。
Q.このオフシーズンの目標、個人的に強化したいことを教えてください。
榎本:全体的なボールのスピードと下半身の強さと体力です
林:体重を5kg増やすことと、球速を上げることです。
Q.応援する方々へ自分のここを見てほしいというのを教えてください!
榎本:地元の仲間と生き生きとプレーして勝利を目指すところです!
林:常に笑顔で全力プレーをするところです!
Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところ ですか?
榎本:地元ならではの仲の良さなら他のチームに負けていないです。そして練習中や学校生活でも元気でノリの良いところは好きです!
林:走塁とチームの雰囲気です!
Q.このオフシーズン、『自分はここまで成長するぞ!』と、いうこの冬の熱い宣言を最後 にお願いします!
榎本:チームを甲子園に導けるような投手になります!
林:球速を10キロアップするぞ!
榎本投手、林投手ありがとうございました!
One for all All for one の精神で戦う!
川邊優治監督にお話を伺いました!
Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どんなテーマを持ってチームを作り上げてきましたでしょうか。
チームのスローガンは「One for all, All for one」試合に出る人も出ない人も、みんながチームの勝利に貢献できるようなチームを作ってきました。
足の速い選手が多く、「三重県No.1の走塁」を目指そうと話をしてきました。今年の冬は自慢の足が生きるように、打撃力の向上と投手層の底上げをテーマに取り組んでいます。
Q. 最後に、これから厳しい冬のトレーニングに挑む選手たちへメッセージをお願いします。
成長マインドセットで何事もチャレンジしていこう!
川邊監督、そして木本高校野球部の皆様、ありがとうございました!
今年も大好評!
【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!