Column

明桜(秋田) 「甲子園に行くために全てをやり切る冬」

2019.02.22

全国クラスの投手を打ち崩す


アップ中の様子

■秋田県を代表する強豪校

 秋田県秋田市にある明桜は1953年に開校した私立高校。秋田経法大附時代を含めて春5回、夏9回の甲子園出場経験がある。砂田毅樹(DeNA)や昨シーズン限りで引退した摂津正(元ソフトバンク)など多くのプロ野球選手を輩出し、昨年のドラフト会議では山口航輝がロッテから4位で指名された。
 昨夏は決勝まで進んだが吉田輝星(日本ハム)を擁する金足農に0対2で惜しくも敗戦。夏に2年ぶりの返り咲きを目指す。

 さらに2月18日からは尾花高夫氏が総監督兼投手コーチとして就任。月に数日をめどに投手へのアドバイスはもちろん、プロの世界で経験したことを聞くことで技術や精神面のさらなる向上を図る。

■明桜野球部の紹介

 現在は2年生22名、1年生30名で活動している。野球部専用のグラウンドと室内練習場があり、環境面は充実。走塁を絡めた攻撃、投手力、チーム力を武器に目指すは全国制覇だ。

■今までを振り返って

 「全国レベルの投手と対戦しても打ち崩せるようなバットスイングをする」というテーマで新チームがスタートした。しかし、は秋田大会準々決勝で秋田修英に1対2で惜敗。センバツへの道が断たれ、加藤洋平主将(2年)は「甲子園出場には、もう最後のチャンスしかないと感じました」と夏に向けて気持ちを新たにした。

■ここまで活躍した選手は?

 新チームが始まってから活躍したのは加藤と長尾光(1年)の2人。加藤は主将として勝負強い打撃を見せ、長尾は1年生ながら背番号1を背負い、躍動した。

■この冬の意気込み!

 「全てをやり切る。甲子園出場のために、後悔のないオフシーズンにします!」(加藤主将)

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[page_break:明るさがチームの武器/全国制覇の大輪を咲かせる]

明るさがチームの武器


練習中の様子

 ここからは明桜の副主将を務める東和馬二塁手と土井涼太一塁手にお話を伺いました!

Q.秋の大会や練習試合が終わって見つけた課題を教えてください。

東:連携の時に声掛けを徹底することです。
土居:打撃、バント、寮での生活です。

Q.このオフシーズンの目標、個人的に強化したいことを教えてください。

東:打撃力を上げることと体力づくりです。
土居:打撃力を上げることと体力づくりです。

Q.応援する方々へ自分のここを見てほしいというのを教えてください!

東:守備力と元気にプレーができることです。
土居: バッティングの際のフルスイングです。

Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところ ですか?

東:どんな場面でも明るくプレーできることです。
土居:元気、明るさ、気持ちです。

Q.このオフシーズン、『自分はここまで成長するぞ!』と、いうこの冬の熱い宣言を最後 にお願いします!

東:走・攻・守の三拍子が揃って、勝利に導ける選手を目指します。
土居:勝負強い打撃ができ、副主将として、主将を支え、チームを引っ張っていく選手を目指します。

 東選手、土居選手、ありがとうございました!

全国制覇の大輪を咲かせる

  輿石重弘監督にお話を伺いました!

Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どんなテーマを持ってチームを作り上げてきましたでしょうか。

 夏の大会で金足農に決勝で敗退しました。5安打完封でワンチャンスを生かせませんでした。全国レベルの投手を打ち崩すためには、バットを短く持ってコンパクトでシャープなスイングを徹底することが大切です。

Q. 最後に、これから厳しい冬のトレーニングに挑む選手たちへメッセージをお願いします。

 反復練習が多くなるが、常に実践をイメージして、練習することがカギとなる。満開の桜のように、春になったら厳しい冬に蓄えた力を一気に爆発させよう。そして、夏には全国制覇という大輪の花を咲かせよう。

 輿石監督、そして明桜高校野球部の皆様、ありがとうございました!

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今年も大好評!
【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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