目次

【目次】 [1]昨秋の中国大会では広陵に接戦を演じた鳥取商
[2]どんなときでも元気に全力プレーが最大の武器
[3]苦しい時こそ耐えて自らを鍛えよう!

昨秋の中国大会では広陵に接戦を演じた鳥取商



バットを振り込んでスイング強化を図る選手たち

■昨秋中国大会出場

 1910年に創立した鳥取商。2013年からの3年間、文部科学省研究指定校として授業改革に着手。この取り組みのおかげで2017年には「キャリア教育優良学校表彰」に文部科学省から選ばれた。
 鳥取商の野球部は春の県大会で3位。秋の大会でも3位に入り、中国大会に出場している。そんな鳥取商の野球部の冬に迫った。

■鳥取商業野球部の紹介

 全力発声・粘り強さ・意思統一を今年のウリに、現在2年生22名、1年生20名の計42名が在籍する鳥取商。甲子園を目標に日々の練習をしている。
 普段から大切に使っている専用グラウンドで練習をするが、冬になると海の砂浜で300mを10本のランメニュー。さらにはショートダッシュやアジリティーを繰り返している。

■秋季大会を振り返って

 主将でファーストを守り、だれにも負けない声でチームを明るくし、勝利に導く下田皓斗は、秋の県大会の3回戦・米子松蔭戦が思い出深いと語った。
 「6回までビハインドだったが、ベンチとスタンドの一体となって7回に一挙6点で逆転して勝利できた」からだそうだ。
 その後、鳥取商中国大会の1回戦・広陵戦に敗れたが、その試合が一番印象に残っている試合だと話す。
 「中国大会を制した広陵に負けましたが、ノーエラーで接戦を演じることができたことでレベルを上げれば戦える相手だとわかったからです。」

■新チームを引っ張ってきた選手は?

 この秋までチームを牽引したのが清水響希選手、松本和宏選手、大石嵐太選手の3人。

 清水、松本の両選手は県大会から2人が投げ、チームの勝利に貢献した。また広陵戦でも2点に抑える投球を見せてくれた。春・夏も今のようなピッチングをしてくれて、守備が無失策で接戦になれば優勝できる、と下田主将は2人に大きな期待を寄せた。
 そして大石選手は1年生ではあるが1番打者として何度もチャンスを作ってくれた。これからも切り込み隊長として打線の火を付けられるか、注目だ。

■この冬の意気込み!

 新チーム結成時は選抜に向けて言動や挨拶から甲子園にふさわしいチームを目指してきた鳥取商。「ケガをすることなくオフシーズンを乗り越え、オフシーズンだからこそ全員で声を出し、日本一熱い冬練をしよう」とチームで決めた。
 そのためにオフシーズンは、全員が体重アップ。ピッチャーは球速5キロアップ、野手はスイングスピードアップをクリアするために、個人が考えてトレーニングをしている。

 鳥取商の選手がそれぞれレベルアップして春以降、全員で粘り強く戦う姿を楽しみにしたい。

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