具志川商(沖縄)「バッティング練習と食トレで今冬は長打力アップを図る」
1日500スイング 休日は1000スイング
たくましい面持ちの具志川商野球部の選手たち
■3校の商業科を統合して誕生!
沖縄県うるま市にある沖縄県立具志川商業高等学校は、1977年に宜野座高校、石川高校、前原高校に設置されていた商業科を統合し、単独の商業高校として設立。現在はリゾート観光科、オフィスビジネス科、ビジネスマルチメディア科、情報システム科が設置されており、県内では唯一、生徒が自分たちで仕入れから販売までを行う具商デパートを開催している。
部活動では簿記部、珠算部、ワーブロ部、電卓部が県内でも上位の成績を収めている。野球部は15年夏の沖縄大会でベスト8。昨秋も中部商を破り、準々決勝に進出した。
■具志川商野球部の紹介
野球部は2年生19名、1年生12名の計31名。グラウンドは他部と共用ではあるが広く、いつでも使える環境にある。今チームの特長について、呉屋 旭主将は「チームワークが良く、打線につながりがあるところ。投手陣は継投で相手打線を封じます」と話している。オフシーズンはスクワットやステップをして行う5種類のティーバッティングなどで、1日500スイング。休日は1000スイングを振り込んで鍛えている。
■新チームがスタートしてから、最も印象に残っていることは?
昨年8月の新人戦(新人中央大会)では3位決定戦で興南を破ってシード権を獲得し、幸先の良いスタートを切った具志川商。秋季大会でもベスト8まで勝ち上がったが、そのなかでも印象に残る試合として呉屋主将が挙げたのが、4回戦の中部商戦。
「9回裏に一死満塁のピンチを迎えましたが、ファーストライナーでダブルプレー。なんとか10対8で勝つことができましたし、逆転に次ぐ逆転の接戦だったのでとてもワクワクする試合でした」
■新チームを引っ張ってきた選手は?
呉屋主将はパンチ力を発揮してホームランを放つ活躍を見せた。また、謝花 広樹は持ち前の長打力に加え、走攻守の三拍子が揃った好選手でさらなる活躍が期待されている。
■この冬の意気込み!
この冬は長打力アップをテーマにしている具志川商。呉屋主将は「春、夏の大会で勝てるチームになるように、総合的にパワーアップしていきたい」と抱負を語った。目標はもちろん「甲子園出場」だ。
ベンチの雰囲気が良く、チームワークは抜群!
左から謝花 広樹副主将 呉屋 旭主将
ここからは、具志川商の新垣 瑠衣副主将と謝花 広樹副主将の二人にお話を伺いました!
Q.秋季大会などを経て、見つけた課題を教えてください
新垣:集中力が足りませんでした。
謝花:勝負強さが欠けていたところが課題です。
Q.このオフシーズンの目標、強化したいことを教えてください
新垣:肩周りと下半身を強化したいです。
謝花:目標は体を大きくすること。強化していきたいのはバッティングでの勝負強さです。
Q.応援する方々へアピールしたいセールスポイントは?
新垣:気迫あふれるピッチングです。
謝花:バッティングでは力強いスイング。守備では肩の強さです。
Q.チームの好きなところや、他のチームに負けていないところはどこですか?
新垣:ここぞという時のベンチの雰囲気です。
謝花:好きなところはチームワークの良さ。そして、打線につながりあって粘り強いところは他チームに負けません。
Q.このオフシーズン、「自分はここまで成長するぞ!」という熱い意気込みをお願いします!
新垣:肩周りの強化をしっかりと頑張り、春には勝てる投手になります!
謝花:この冬を越えた時には、以前よりもレベルアップした選手になっています!
新垣選手、謝花選手、ありがとうございました!
秋の悔しさをバネに、この冬でパワーアップを!
上原 健吾監督にお話を伺いました!
Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どんなテーマを持ってチームを作り上げてきましたでしょうか。
秋の大会で勝てるチームを目標にやってきました。しかし、ベスト8で負けてしまったので、その悔しさをバネに冬トレでパワーアップしていきたいです。
Q. 厳しい冬の練習に挑んでいる選手たちにメッセージをお願いします!
食トレに励んで、体を大きくしてほしい!
上原監督。そして、具志川商業高校野球部の皆様ありがとうございました!
今年も大好評!
【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!