清水桜が丘「全国で勝つことを基準に。チーム力、個々の力を高める!」
初めての東海大会出場を果たし、勢いに乗る清水桜が丘
円陣を組んで気合を入れる清水桜が丘の選手たち
■サッカー部は全国的強豪な清水桜が丘
清水桜が丘は2013年、静岡市立清水商業高等学校、静岡県立庵原高校が統合してスタートした県立校。サッカー部は全国的な強豪校として知られる。一方、野球部は昨秋、東海大会出場を果たし、一歩ずつ前進を遂げている。昨年12月、東海地区の21世紀枠の推薦校に選出され、9分の3に期待をかける。
■グラウンドはサッカー部
現在の清水桜が丘は36名で活動。全国大会常連のサッカー部とのグランドを共有しており、6時までは内野グランドのみ、人工芝部分はtotoくじの助成を受けているため7時からは外部団体への貸し出しをおこなわなければいけないため使用時間、範囲に制限がある。小川允羅主将は「全面を使って練習をする時間が少ない中で使えるスペースと守備やティーを効率よくやっています」と語る。
小川主将は今年のチームのウリについて、
「全員野球 一生懸命 がむしゃら」だという。秋の大会はまさにその3つがかみ合った結果が東海大会へとつながった。
■思い出深い試合は県大会準々決勝
新チーム当初、1人1人の技術が足りない分、全員で束になってやるということを決めたという清水桜が丘。その中で小川主将が印象深い試合として挙げたのが、準々決勝の東海大静岡翔洋戦だ。
「シーソーゲームの展開で9回裏、サヨナラで勝ったとき私たちが先制し逆転され再逆転してまた、9回表に追いつかれて9回裏にサヨナラで決めたことです」
昨秋の東海大会出場は同校にとって初めての出場。印象深い大会となった。
■個性あふれる清水桜が丘の主力選手
そんな清水桜が丘の注目選手は主将の小川選手はもちろんのこと、県大会で打率トップの成績を残した山崎 楓真、捕手で守備の要となった森下 悌樹、県大会全試合完投を見せた敦賀 渉、県大会準々決勝でサヨナラ安打を放った山澤 元輝を挙げた。また春の大会へ向けてのキーマンとして小川主将は永井 海斗(2年)、坂本 陽喜(2年)、高柳 迅(2年)の3名を挙げ、特に高柳について小川主将は「守備が上手いショート。チームを救うプレーをしてくれると思います。人より声も通るので、声でも引っ張ってほしいです」と期待を込めていた。
■全国で勝つことを基準に厳しいトレーニングに励む
この冬は「甲子園で勝つためのパワーとスピード」をテーマにトレーニングを重ねてきた清水桜が丘。その中でもきつい練習が
・久能山東照宮への走り 階段4往復
・連続ティー 40球×50セット
・ホットヨガトレーニング
だという。そして小川主将は今後の練習へこう宣言した。
「県の上位や東海大会で力負けせずに勝てるように納得ができる練習を冬にしたいです!」(小川主将)
[page_break:お互いがハッキリ言える雰囲気が強み!]お互いがハッキリ言える雰囲気が強み!
杉本慎太郎(左)と大村和巳(右)選手
ここからは、清水桜が丘高校の杉森 慎太郎右翼手と、一塁手・大村 和巳副キャプテンのお二人にお話を伺いました!
Q.秋季大会などを経て、見つけた課題を教えてください
杉森:リードしている展開で最終回に追いつかれて勝ちきることができないこと。
ミスを連続してしまうこと。
大村:ここぞという時の勝負強さがないことです。もっとチームを頼る、信じる事も大切です。
Q.このオフシーズンの目標、強化したいことを教えてください
杉森:強さとスピードを兼ね備えることとチーム分析です!
大村:チーム力が必要だと思いますし、個人としてはバッティング強化です!
Q.応援する方々へアピールしたいセールスポイントは?
杉森:プレー全てです!
大村:キャッチャーとして、ゲームメイクするところ!!
Q.チームの好きなところや、他のチームに負けていないところはどこですか?
杉森:全員仲が良く、まとまりがあること!
大村:仲がいい、お互いハッキリと言い合える。他のチームに負けていないところは、ベンチの雰囲気や粘り強さです!
Q.このオフシーズン、「自分はここまで成長するぞ!」という熱い意気込みをお願いします!
杉森:野球に限らず、私生活や勉強など全てにおいて全国の名にふさわしいところまでレベルアップしていきます!
大村:自分のスキルを甲子園レベルにまで持っていく!!
杉森選手、大村選手、ありがとうございました!
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冬の練習が結果に結び付く。目的設定を持っていこう!
ホットヨガで心身ともに鍛えて春を迎える!
曲田 雄三監督にお話を伺いました!
Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どんなテーマを持ってチームを作り上げてきましたでしょうか。
守備の強化 秋季大会は県大会準優勝し東海大会出場しましたが、チームのエラー数が多かったので基本練習へのこだわり、チームの中で自ら考えて主体的に学ぶことです。
Q. 厳しい冬の練習に挑んでいる選手たちにメッセージをお願いします!
冬の練習をしっかりとやるチームこそが夏の結果に結びつきます。練習といってもただメニューをこなすだけでなく、目標設定して練習することが大切だと思います!
曲田監督、そして清水桜が丘高校野球部の皆様ありがとうございました!
今年も大好評!
【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!