Column

石岡一(茨城)「練習の9割ダッシュやスイング!パワーアップして全国の舞台へ」

2019.01.25

昨秋は茨城ベスト4。狙うは県内のライバルに勝つ!


タイヤを使ってトレーニングする選手

■2年連続続けて関東大会出場と上昇傾向にある石岡一

 茨城県南部に所在する石岡一は明治43年 文部省告示を以って茨城県石岡町に新治郡立農学校として開校され、昭和24年に現校名となった。石岡第一は全日制普通科だけではなく、全日制園芸科、全日制農芸科と3つの学科がある。野球部は近年、めきめきと実力をつけ、2016年から2年続けて春の関東大会に出場。昨秋は4強入りを果たした。関東地区の21世紀枠候補校に選出された石岡一石岡一の取り組みに迫る

■目標はライバルに勝利して甲子園に行くこと

 現在は49名で活動する石岡一。普段からグループに分けて練習を行い、さらに陸上グラウンドを使って練習する石岡一。今年のチームのウリについて
・下位打線からでもチャンスを作れる
・守備からリズムを作れること
・学年問わずに言い合えること
と説明する酒井主将。夏は並み居るライバルに勝利して夏の甲子園に出場することを目標としている。

■悔やむべきは準決勝の藤代戦

 そんな石岡一は試合後半の集中力と四球、失策0運動を掲げスタートしたが、秋の準決勝の藤代戦ではタイブレークの末、敗れた。酒井主将は「後半戦の粘り強さが足りなかったですし、打撃で投手を援護できなかった」と悔やむ。藤代に負けた悔しさは選手たちにとってバネになり、次は必ずリベンジする気持ちとなっている。

■石岡一の注目選手

 石岡一の注目選手は岩本大地‐中山颯太のバッテリー。岩本は最速146キロを誇り、茨城県を代表する本格派右腕。酒井主将は「安定感のある守備でリズムを作ってくれた」と語る。また1年夏からベンチ入りしている武田翼は勝負強い打撃が光る。酒井主将は「勝負所で持ち味のバッティングを決めてくれると思います」と期待を込める。

■オフ期間のトレーニングテーマ

  この冬は常にダッシュやスイングは9割以上をこなすという石岡一。一番きついメニューを聞くと酒井主将はいろいろ挙げる。特にトレーニング系のアップがきついようだ。
「手押し車、ランジなどのトレーニング系はきついです。これで体幹を強化します。そしてバック走などダッシュ系をこなすことで馬力を強化し、インターや股関節などのストレッチ系をこなすことで可動域、柔軟性強化を行います」と豊富なメニューで選手を鍛え上げている。

■甘さをなくし、レベルアップを果たす

 いよいよセンバツ発表日も近づいてきた。酒井主将は「春先のイメージをモチベーションにして、小さな努力を毎日積み上げていってからだを強くしていきたいです。そのためには甘さをなくしてチーム全体で活気のある練習ができる雰囲気を作っていきたいです」と意気込んだ。茨城県勢初の21世紀枠での出場はなるのか。

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茨城県屈指の速球派右腕・岩本大地が語る取り組み


エース・岩本 大地(石岡一)

 ここからは、石岡一高校のエース・岩本大地投手にお話を伺いました!

Q.秋季大会などを経て、見つけた課題を教えてください

 岩本:変化球のコントロールです。

Q.このオフシーズンの目標、強化したいことを教えてください

 岩本:下半身や体幹を鍛え、球速アップです。変化球のコントロール向上、牽制、フィールディングの向上です!

Q.応援する方々へアピールしたいセールスポイントは?

 岩本:ストレートと強気のピッチングです!

Q.チームの好きなところや、他のチームに負けていないところはどこですか?

 岩本:上限関係があまりなく、仲が良いところです。

Q.このオフシーズン、「自分はここまで成長するぞ!」という熱い意気込みをお願いします!

 岩本;茨城ナンバーワンピッチャー、そして全国で通用する投手を目指します!

 岩本選手、ありがとうございました!

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[page_break:野球を覚えることを重視した秋]

野球を覚えることを重視した秋


ティーバッティングをする石岡一の選手

 林健一郎部長にお話を伺いました!

Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どんなテーマを持ってチームを作り上げてきましたでしょうか。

 秋は野球を覚える。新チームのレギュラーは下級生が多く、試合経験が不足していました。練習、試合を通じて「野球を覚える」ことを重視していました。

林部長、そして石岡一高校野球部の皆様ありがとうございました!

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今年も大好評!
【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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