Column

高松商業高等学校(香川・四国地区代表)「左右の最速140キロ腕と「コツコツネバネバ」で3年ぶり頂点なるか」

2018.11.10

高松商業高等学校(香川) 四国地区3年ぶり3回目

チームデータ

[pc]

代表決定までの経過

対戦日 大会名 得点 失点 対戦校 勝敗
11月4日 秋季四国地区高等学校野球大会 決勝 3 1 松山聖陵
11月3日 秋季四国地区高等学校野球大会 準決勝 10 4 高知商
10月28日 秋季四国地区高等学校野球大会 2回戦 4 2 明徳義塾
10月14日 秋季四国地区高等学校野球  香川県大会 決勝 7 4 志度
10月13日 秋季四国地区高等学校野球  香川県大会 準決勝 7 2 英明
10月8日 秋季四国地区高等学校野球  香川県大会 準々決勝 8 1 小豆島中央
10月7日 秋季四国地区高等学校野球  香川県大会 3回戦 2 1 三本松
9月23日 秋季四国地区高等学校野球  香川県大会 2回戦 13 0 飯山
9月15日 秋季四国地区高等学校野球  香川県大会 1回戦 8 1 高松北

登録選手

背番号 氏名 学年 ポジション
1 香川 卓摩 2 投手
2 新居 龍聖 2 捕手
3 岡井 祐斗 2
4 谷口 聖弥 1 二塁
5 篠原 一球 1 三塁
6 大塚 慶汰  2 遊撃
7 岸本 将翔  2 左翼
8 飛倉 爽汰  2 中堅
9 浅野 怜  2 右翼
10 中塚 公晴  2 投手
11 立岩 知樹 2 一塁
12 石丸 圭佑  2 三塁
13 安部 祐慧  2
14 島 成来 2
15 古市 悠八 1
16 長尾 和真  1
17 美濃 克尚 2
18 花岡 海音 2
19 上田 蓮 1
20 川原 稜矢  2

※データは秋季四国地区大会のものです

[/pc]

[sp]

代表決定までの経過

  • 対戦日
  • 大会名
  • 得点
  • 失点
  • 対戦校
  • 勝敗
  • 11月4日
  • 秋季四国地区高等学校野球大会 決勝
  • 3
  • 1
  • 松山聖陵
  • 11月3日
  • 秋季四国地区高等学校野球大会 準決勝
  • 10
  • 4
  • 高知商
  • 10月28日
  • 秋季四国地区高等学校野球大会 2回戦
  • 4
  • 2
  • 明徳義塾
  • 10月14日
  • 秋季四国地区高等学校野球  香川県大会 決勝
  • 7
  • 4
  • 志度
  • 10月13日
  • 秋季四国地区高等学校野球  香川県大会 準決勝
  • 7
  • 2
  • 英明
  • 10月8日
  • 秋季四国地区高等学校野球  香川県大会 準々決勝
  • 8
  • 1
  • 小豆島中央
  • 10月7日
  • 秋季四国地区高等学校野球  香川県大会 3回戦
  • 2
  • 1
  • 三本松
  • 9月23日
  • 秋季四国地区高等学校野球  香川県大会 2回戦
  • 13
  • 0
  • 飯山
  • 9月15日
  • 秋季四国地区高等学校野球  香川県大会 1回戦
  • 8
  • 1
  • 高松北

登録選手

  • 背番号
  • 氏名
  • 学年
  • 位置

※データは秋季四国地区大会のものです

[/sp]

このページのトップへ

[page_break:チーム紹介・投手紹介]

チーム紹介


高松商ナイン

 3年前の2015年は米麦 圭造(現:大学生モデル)がキャプテンシーを発揮し、浦 大輝(立教大2年)、多田 宗太郎(環太平洋大2年)の右両輪に美濃 晃成(近畿大2年)、植田 響介(慶應義塾大2年)などの強打線ががっちり噛み合って明治神宮大会初優勝。翌年センバツ準優勝の礎を築いた高松商

 今秋は香川県大会3回戦で最速141キロ右腕・上杉 綸聖(2年主将)がいる三本松に競り勝ち、準決勝では今年のセンバツに出場した英明の最速143キロ右腕・黒河 竜司(2年)も攻略し2年ぶり27回目の県大会V。四国大会でも明徳義塾高知商松山聖陵といった難敵に対し「コツコツネバネバ大作戦」(長尾 健司監督命名)で勝ち上がり、3年振り9度目の秋季四国大会制覇を果たした。

 打線は秋季香川県大会からの9試合で58得点・268打数85安打。チーム打率は.317。三振はわずか21・四死球44と選球眼に優れ盗塁16個の機動力も光る。特に主将でリードオフマンの飛倉 爽汰(2年・中堅手)は39打数14安打7打点7盗塁と走攻守に高い能力を持っている。

 さらに香川 卓摩(2年・投手兼左翼手)が31打数9安打5打点、立岩 知樹(2年・一塁手)が19打数7安打4打点、岸本 将翔(2年・左翼手)が27打数10安打8打点と中軸も強力。そして指揮官が「ラッキーボーイ」と称する6番・浅野 怜(2年・右翼手)は秋の公式戦でチーム唯一の本塁打含む23打数14安打11打点と当たりに当たりまくった。

 守備は派手なプレーこそないが、9試合5失策と安定。谷口 聖弥(1年)と大塚 慶汰が組む二遊間は無失策で球際に強く、捕手の新居 聖龍(2年)はワンバウンドストップと秋季四国大会決勝戦で2つの二盗を刺した正確な送球が光る。三塁手は左打者の篠原 一球(1年)、右打者の石丸 圭佑(2年)を併用してさらなる堅守を期す。

 初戦は大会3日第1試合、開幕戦で東邦に競り勝った八戸学院光星と対戦する。決勝までの3連戦は厳しいものの、朝のグラウンドコンディションを両者の対戦から学べた点はプラスに働くはず。3年前の再来、そして昨年の明徳義塾に続く四国勢連覇も見据え、彼らは一戦必勝でセンバツにつながる果実を獲りにいく。

【投手陣】

 最速141キロのストレートと、スライダ-・チェンジアップ。時にはスローカーブと特殊球で打者を翻弄する左腕・香川 卓摩(2年)と、最速140キロのストレートとカットボール、スライダーを軸に組み立てる右腕・中塚 公晴(2年)の2枚看板がチームの柱だ。

 1年夏からエース格の香川は7試合6先発で48回を投げ被安打41・奪三振50・防御率2.06。24四死球と時に制球を乱す場面もあるが、クイック・けん制の巧さと内角低めを突く勝負度胸でカバーする。また、「中塚がいるから僕も成長できた」と香川も実力を認める中塚も4試合3先発で23回を投げ被安打17・奪三振31・防御率1.17。さらに香川県大会準決勝・英明戦では香川→中塚、四国大会決勝戦では中塚→香川の継投も成功しているため、3連戦を見据えてベンチがどのような投手起用をするかも注目される。

 なお、3番手投手は県大会1試合1回を無失点に抑えた美濃 晃成の実弟・美濃 克尚(1年)。将来性は豊かだが、登板は大差の場面に限られそうだ。

■高校別データ:高松商

(文・寺下 友徳

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.17

仙台育英に”強気の”完投勝利したサウスポーに強力ライバル現る! 「心の緩みがあった」秋の悔しさでチーム内競争激化!【野球部訪問・東陵編②】

2024.04.17

昨秋は仙台育英に勝利も県4強止まり「サイン以上のことをやる野球」を極め甲子園目指す【野球部訪問・東陵編①】

2024.04.17

「慶應のやり方がいいとかじゃなく、野球界の今までの常識を疑ってかかってほしい」——元慶應高監督・上田誠さん【新連載『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.1】

2024.04.17

根尾 昂、一軍昇格へ準備着々! 盤石・中日投手陣に割って入れるか?

2024.04.17

【茨城】土浦日大と明秀日立が同ブロックに!選抜出場の常総学院は勝田工と対戦!<春季県大会組み合わせ>

2024.04.14

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.12

東大野球部の新入生に甲子園ベスト4左腕! 早実出身内野手は司法試験予備試験合格の秀才!

2024.04.15

四国IL・愛媛の羽野紀希が157キロを記録! 昨年は指名漏れを味わった右腕が急成長!

2024.04.12

【九州】エナジックは明豊と、春日は佐賀北と対戦<春季地区大会組み合わせ>

2024.04.12

【東京】ベスト8をかけ激突!関東一、帝京、早稲田実業などが登場<春季都大会>

2024.04.09

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.14

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>

2024.03.23

【春季東京大会】予選突破48校が出そろう! 都大会初戦で國學院久我山と共栄学園など好カード