目次

[1]二塁送球1.9秒台を超えない超強肩「元センター」
[2] 「探求重ねて伸びた送球タイム/探求重ねて伸びた送球タイム

 2007年2月に首都圏から居を四国地区に移し13年目。「さすらいの四国探題」の異名を背に四国球界でのホットな話題や、文化的お話なども交え、四国の「今」をお伝えしている寺下友徳氏のコラム「四国発」。

 第56回から数回は秋の四国で見つけたダイヤの原石たちを紹介していきます。その第1回は高松南高に突如出現した強肩捕手・古市 尊(2年)を紹介します。

二塁送球1.9秒台を超えない超強肩「元センター」


 「1.73秒!!」
 9月15日・令和元年度(第72回)秋季四国地区高等学校野球香川県大会、夏のベスト4高松工芸高松南が挑んだ2回戦。取材時に習慣化している投球練習後の捕手二塁送球タイム測定で高松南の捕手が出したタイムに、私は思わずのけぞってしまいました。

 

 ややスタンディング気味で捕球してからの送球とはいえ、これは特筆すべきもの。その後も「1.75」「1.71」「1.85」。直前に一塁ベース上でひざに相手のけん制が当たった直後ですら「1.94」。そして9回は「1.79」。「こんな選手、旧チームからいたっけ?」慌てて私は旧チームのメンバー表を調べました。するとありました。「背番号8・中堅手・古市 尊・2年生」。そう、強肩捕手の正体は「元センター」だったのです。

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