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第36回 2季連続で甲子園を逃した明徳義塾 技術を「キープし」、筋力を「上げる」!2019年02月27日

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【目次】
[1]2季連続甲子園逃した盟主の「大改革」
[2]不変と可変組み合わせ「逆襲の夏」へ

 2007年2月に首都圏から居を四国地区に移し13年目。「さすらいの四国探題」の異名を背に四国球界でのホットな話題や、文化的お話、さらに風光明媚な写真なども交え、四国の「今」をお伝えしている寺下友徳氏のコラム「四国発」。

 第36回では一昨年の明治神宮大会王者・明徳義塾(高知)の「今」を取材。不変と可変の組み合わせの中で、再び前を向く四国高校野球盟主を指導者たちの声を通じ伝えていきます。

2季連続甲子園逃した盟主の「大改革」



バッティング練習に打ち込む明徳義塾の選手たち

 2月25日(月)夕刻。「明徳野球道場」の門を入ると、高知県須崎市・横浪半島の山々に打球音と声が響き渡ってきました。これが2002年夏の甲子園優勝、岸 潤一郎(徳島インディゴソックス)が投打に活躍した2014年・長崎がんばらんば国体。剛腕スリークォーター・市川 悠太(東京ヤクルトスワローズ)らを擁し、2度目の頂点に立った2017年の明治神宮大会をはじめ、四国の盟主を長らく保っている明徳義塾の日常風景です。

 ただ、今の彼らには大きなものが欠けています。それは「甲子園出場」の5文字。昨夏の高知大会決勝戦で市川が高知商打線の前に力尽き、昨秋は四国大会準々決勝で前日に聖カタリナ学園(愛媛)を2安打完封した服部 遼馬(2年・175センチ72キロ・左投左打・明徳義塾中出身)が後半、高松商打線に捕まり2対4で惜敗。結果、今年のセンバツは補欠校2位に留まり、彼らは2009年夏・2010年春以来となる、2季連続甲子園のない我慢の冬を過ごしてきました。

 「この冬は、ずっと身体づくりだった。2月上旬に2年生は修学旅行を兼ねて広島県呉市で練習したけど、そこからハーフバッティングを始めて、今は部員全員がノックを受けて、全員がバッティング練習をしているし、ポジションもいろいろなところをやっとる。みんなにチャンスを与えてあげんといかんからな」

 そうセンバツ出場が叶わなかった際の練習内容を語るのは皆さんご存知の馬淵 史郎監督です。ただ、ふと目を三塁側ベンチ前にやると、今までと違ったものが目に飛び込んできました。明らかに新調されたウエイト器具を使いながらトレーニングに取り組む選手たち。行っていること自体は冬場の通常風景ですが、ならばわざわざ器具を新調する必要はないはずです。これは「大改革の予兆ではないか?」さっそく、川崎 新也コーチに理由を聴いてみると……。

【次のページ】 不変と可変組み合わせ「逆襲の夏」へ

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プロフィール

寺下友徳
寺下 友徳
  • 生年月日:1971年12月17日
  • 出身地:福井県生まれの東京都東村山市育ち
  • ■ 経歴
    國學院大學久我山高→亜細亜大。
    幼稚園、小学校では身長順で並ぶと常に一番後ろ。ただし、自他共に認める運動音痴から小学校入学時、早々に競技生活を断念。その後は大好きなスポーツに側面から関わることを志し、大学では応援指導部で4年間研鑽を積む。亜細亜大卒業後はファーストフード販売業に始まり、ビルメンテナンス営業からフリーターへと波乱万丈の人生を送っていたが、04年10月にサッカーを通じて知り合った編集者からのアドバイスをきっかけに晴れてフリーライター業に転進。07年2月からは埼玉県所沢市から愛媛県松山市へと居を移し、現在は四国地域を中心としたスポーツを追いかける日々を過ごす。
  • ■ 小学校2年時に福岡からやってきた西武ライオンズが野球と出会うきっかけ。小・中学校時代では暇さえあれば足を運んでいた西武球場で、高校では夏の西東京予選の応援で、そして大学では部活のフィールドだった神宮球場で様々な野球を体感。その経験が取材や原稿作成の際に「原体験」となって活きていることを今になってつくづく感じている。
  • ■ 執筆実績
    web上では『ベースボールドットコム』(高校野球ドットコム、社会人野球ドットコム、独立リーグドットコム)、書籍では『ホームラン』、『野球太郎』(いずれも廣済堂出版)、『週刊ベースボール』(ベースボール・マガジン社)など。『甲子園だけが高校野球ではない2』(監修・岩崎夏海、廣済堂出版)でも6話分の取材・文を担当した。

    さらに野球以外でもサッカーでは、デイリースポーツ四国3県(香川・高知・愛媛)版・毎週木曜不定期連載中の『スポーツライター寺下友徳・愛媛一丸奮闘記』をはじめ、「週刊サッカーダイジェスト」(日本スポーツ企画社)、『サッカー批評』、web『スポーツナビ』など多数媒体での執筆実績あり。また、愛媛県を熱くするスポーツ雑誌『EPS(ehime photo sports)』でも取材協力を行っている。
  • ■ ブログ:『寺下友徳の「四国の国からこんにちは」』■twitterアカウント@t_terashita
    ■facebook: http://www.facebook.com/tomonori.terashita
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