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センバツ未出場も、夏の甲子園に近い注目10校をピックアップ!

2018.01.31


左から野村佑希、田中法彦、佐野涼弥

 1月26日、第90回記念選抜高等学校野球大会の出場36校が発表された。今回は、その36校以外で、センバツ出場はかなわなかったが、夏までの進化が楽しみな10チームを紹介!各地区の注目チームの戦力を要チェック。

青森山田(秋の結果:東北大会1回戦):夏の甲子園を経験している赤平 竜太、3本塁打を放った中澤 樹希也など経験者が多く、県内でも戦力の高さ、安定感の高さはナンバーワン。また青森山田は今年、創立100周年を迎える。何としても甲子園に出場したい年だ。

花咲徳栄(秋の結果:関東大会1回戦):高校通算35本塁打&最速146キロ右腕の野村佑希は主将に就任した。攻撃力、守備力、機動力、投手力はすでに全国上位レベル。夏は浦和学院と地区が分かれていて、4年連続出場にも期待がかかる。

浦和学院(秋の結果:県大会ベスト8):左腕・佐野涼弥、右腕・渡邉 勇太朗はドラフト候補としても注目される存在。左の強打者・蛭間拓哉を軸とした打線は高い得点力を誇る。スタメンは左打者が多いので、右打者がレベルアップすると、ジグザグ打線が形成され、チームの幅が加わりそう。

横浜(秋の結果:県大会ベスト16)万波中正長南有航と全国クラスの強打者が揃う。投手陣の力量も高いが、県大会ではコールド負けを喫した。チームとしての戦い方を見直し、春はレベルアップした姿を見せられるか?

健大高崎(秋の結果:関東大会ベスト8):選抜8強メンバーの山下 航汰今井 佑輔など経験者が多く残り、打線は強力。投手陣の力量を全国レベルまで引き上げられるかが課題となりそうだ。

菰野(秋の結果:県大会ベスト8):最速150キロ右腕・田中法彦が注目されるが、昨秋は、夏に甲子園出場した津田学園をコールドで破るなど攻守の総合力は高い。あとは勝負所の打撃、守備で力を発揮すれば、10年ぶりの甲子園出場が見えてくる。


知念大成(沖縄尚学)

龍谷大平安(秋の結果:府大会ベスト8)
最速148キロ右腕・島田 直哉、140キロを超える速球を投げ込む・小寺 智也の二枚看板は全国レベル。さらに打線も強力。しかし、秋季県大会では悔しいサヨナラ負けを喫した。戦力はすでに揃っているだけに、この夏の戦いが今から楽しみだ。

明石商(秋の結果:近畿大会1回戦):左腕・加田悠真は高校生を代表する技巧派左腕。武器は分かっていても打たれないスクリューボールは脅威だ。打線も、上位下位と切れ目なく戦術も多彩。夏は報徳学園神戸国際大附とは別地区になったため、初の夏の甲子園出場へ大きなチャンスとなる。

日本文理(秋の結果:北信越大会1回戦):最速148キロ右腕・日本文理 鈴木裕太、左腕・新谷晴は選抜出場候補の投手陣と比べても潜在能力は間違いなく高い。あとは鈴木が通年通して活躍を見せていきたいところ。

沖縄尚学(秋の結果:九州大会ベスト8):最速145キロ左腕・知念大成を擁し、秋は県大会優勝。さらには1年生大会優勝と、沖縄県内では頭1つ抜けている存在。今年こそは3年ぶりの夏の甲子園を目指したい。

 夏の甲子園100回記念大会の今年。夏を盛り上げる力を備えた10校の戦いぶりは、春から見逃せないものとなりそうだ。

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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