
室内でピッチング練習中
【目次】
[1]北信支部大会を接戦で勝ち上がり、長野大会へ
[2]人間味があって、愛があふれているチーム
[3]日本一熱い"西のグラウンド”を満喫しよう
北信支部大会を接戦で勝ち上がり、長野大会へ
■日本でも有数の歴史を誇る女子高が前身
長野県長野市にある長野県長野西高等学校は、1896年に長野町立長野高等女学校として開校。その後、幾度かの校名変更を経て、1948年に現校名となり、85年から男女共学となった。現在、全日制は普通科と国際教養科が設置され、03年には文部科学省からスーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクールの指定を受けている。部活動ではバトン班(部)が全国高等学校ダンスドリル選手権のミリタリー部門で7連覇中。野球部は昨秋、北信支部大会を突破し、長野大会に出場を果たした。
■長野西野球部の紹介
「今年は、良いチームなだけではなく『強さ』も加えるため、結果にこだわること。そして、チームのために、自分のために、心の中にある声をどんどん『表に出す』ことを大きなテーマにしてスタートしました」と主将の荒井 悠吾選手。そこで、一つの練習、一つの試合で大きな収穫を得るように意識を高く持って臨むことを徹底している。
■今年のチームが始まって、最も印象に残っている試合は?
北信越大会の直前、日本文理(新潟)と練習試合を行った長野西。全国的に知られている鈴木 裕太投手らを相手に一歩も引かない戦いぶりで接戦を演じた。「エラーで失点し2対4で敗れましたが、あきらめずに深く集中することができたので、試合が短く感じました」と、荒井選手は振り返っている。
■この冬のトレーニングテーマ
「数と質、効率に楽しさ。そのすべてにこだわる」と、荒井選手。特に体重アップやウエイトトレーニングといったプレーの土台作りに対しては「自分との勝負という気持ちで、一人ひとりが競争心を持って取り組んでいます」と話している。
■この冬の意気込み!
荒井選手は「選手間で妥協を許さずに、相手がチームメートでも、つかれたくない部分をどんどんついていって本気でぶつかり合い、信頼し合える関係を築いていきたい」と話す。また、「結果や成長が見えないなかでも不安と戦い、技術を上げるため徹底的に練習にこだわり強いチームへ仕上げていく」と精神面からチームを強化していくつもりだ。