第75回 翔陽高等学校(熊本)2018年03月02日

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翔陽高校野球部

【目次】ページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!
[1]「強化シーズン」の成長で「常勝」チームになる!
[2]パワーとスピードを兼ね備えた選手になる!
[3]自分の可能性をさらに広げ、一つ一つ大事に取り組んでほしい

「強化シーズン」の成長で「常勝」チームになる!

■「大津」の街に根付く総合学科高校
 阿蘇山を東に望む熊本県菊池郡大津町にあるの熊本県立翔陽高等学校。1906年に合志東部農業補習学校として創立されて以来、長らく農業校としての道を歩んできた。1972年に大津産業高等学校となってからは、設備工業科・造園工学科を設置。1996年に現校名となると同時に総合学科制となり、生徒たちは2学期制・単位制の中で工業系・農業系・デザイン系・情報ビジネス系・人文理数系といった様々な系列で勉学に励んでいる。OBには落語真打の三遊亭 好太郎さん、野球部OBのデザイナー・芹川 大毅さんがいる。

■翔陽野球部の紹介
 野球部は1974年創部。2015年夏・熊本大会では11年ぶりの8強入り、昨年は春の県大会で創部初の8強入りを果たすなど、ここまで着実に力を付けている。現在は2年生11名(女子マネージャー1名)、1年生13名(女子マネージャー1名)の計24名で野球部専用グラウンドで活動中。初の甲子園出場のみならず「常勝」~試合に勝つこと+己に勝つこと~を目標に冬場は「インタバール走・きついことを乗り越えるためにメンタルも鍛える・数種類のバッティング練習」を柱に日々汗を流してきた。
 現チームのキャプテンは井野 竜我左翼手。「このチームは全体の一体感があるし、やる気のある選手が多く、練習に活気がある。冬場は体を強くすることと、体重を増やすことをテーマにしましたが、一人一人がチームの戦力として、どうしたらよいか課題を持って練習してくれました」とチーム状況を話してくれた。

■チームがスタートしてからの思い出深いエピソードは?
 立ち上げ直後の「農高大会」で熊本農に勝利した勢いを引き継いだ昨秋の熊本県大会は1回戦は天草に9対0で快勝。しかし2回戦で東海大星翔に一度は主導権を奪いながら、終盤2イニングスで4点を失い6対8で惜敗した。井野キャプテンも「中盤に逆転したときはチーム全体が盛り上がったが、最終的に逆転され自分たちの力不足を痛感した」と、その試合を悔しい思い出として振り返る。
 半面「中盤追いつき、追い越した時はチームの一体感があった」と話す井野キャプテン。冬練習は、東海大星翔戦での手ごたえが高いモチベーションとなった。

■新チームを引っ張ってきた選手は?
 走攻守に優れたリードオフマン松永 大空は、昨秋の県大会でも安打や四球で出塁し、即座に盗塁。チャンスに強い永田 吉嬉も東海大星翔戦で一死満塁から走者一掃エンタイトル二塁打を放った。
 春に向けて井野キャプテンは自らも含めた3人に加え、「チーム一頭が良く、他人の課題をともに考えアドバイスを送り克服する手伝いができる」竹石 紘人、「ムードメーカーで練習が大好き」な香川 魁人。「優しくて陰ながら努力をしている」後藤 竜太をキーマン指名。
 「香川はプレイでもチームを引っ張るような存在になってほしいし、竹石と後藤は他の投手とも切磋琢磨しエースとしてチームを背負えるような存在になってほしい」とチーム力アップへの期待を寄せている。

■この冬の意気込み!
 「冬は『オフシーズン』ではなく『強化シーズン』。秋は悔しい結果で終わっているので効率良く練習に取り組み、個人の能力を高めていきたいです。私たちは、この『強化シーズン』で一気に成長したいと思います!」(井野キャプテン)

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翔陽 【高校別データ】

プロフィール

寺下友徳
寺下 友徳
  • 生年月日:1971年12月17日
  • 出身地:福井県生まれの東京都東村山市育ち
  • ■ 経歴
    國學院大學久我山高→亜細亜大。
    幼稚園、小学校では身長順で並ぶと常に一番後ろ。ただし、自他共に認める運動音痴から小学校入学時、早々に競技生活を断念。その後は大好きなスポーツに側面から関わることを志し、大学では応援指導部で4年間研鑽を積む。亜細亜大卒業後はファーストフード販売業に始まり、ビルメンテナンス営業からフリーターへと波乱万丈の人生を送っていたが、04年10月にサッカーを通じて知り合った編集者からのアドバイスをきっかけに晴れてフリーライター業に転進。07年2月からは埼玉県所沢市から愛媛県松山市へと居を移し、現在は四国地域を中心としたスポーツを追いかける日々を過ごす。
  • ■ 小学校2年時に福岡からやってきた西武ライオンズが野球と出会うきっかけ。小・中学校時代では暇さえあれば足を運んでいた西武球場で、高校では夏の西東京予選の応援で、そして大学では部活のフィールドだった神宮球場で様々な野球を体感。その経験が取材や原稿作成の際に「原体験」となって活きていることを今になってつくづく感じている。
  • ■ 執筆実績
    web上では『ベースボールドットコム』(高校野球ドットコム、社会人野球ドットコム、独立リーグドットコム)、書籍では『ホームラン』、『野球太郎』(いずれも廣済堂出版)、『週刊ベースボール』(ベースボール・マガジン社)など。『甲子園だけが高校野球ではない2』(監修・岩崎夏海、廣済堂出版)でも6話分の取材・文を担当した。

    さらに野球以外でもサッカーでは、デイリースポーツ四国3県(香川・高知・愛媛)版・毎週木曜不定期連載中の『スポーツライター寺下友徳・愛媛一丸奮闘記』をはじめ、「週刊サッカーダイジェスト」(日本スポーツ企画社)、『サッカー批評』、web『スポーツナビ』など多数媒体での執筆実績あり。また、愛媛県を熱くするスポーツ雑誌『EPS(ehime photo sports)』でも取材協力を行っている。
  • ■ ブログ:『寺下友徳の「四国の国からこんにちは」』■twitterアカウント@t_terashita
    ■facebook: http://www.facebook.com/tomonori.terashita
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