Column

浜名高等学校(静岡)

2018.02.28


澄み切った青空のもと、全員で集合写真(浜名)

「甲子園出場」へさらなる積み上げを

■今年で創立110周年を迎える静岡県立の普通過程高等学校
 静岡県浜松市にある静岡県立浜名高等学校。全国大会出場経験があり、プロ選手も多く輩出しているサッカー部が全国的に有名だ。野球部は昨秋の西部地区大会を3位で勝ち上がり、静岡県大会出場。初戦で知徳に4対5で敗れたものの、5点ビハインドを追う8回に一挙4点を奪う、猛追を見せた。あわや同点、逆転を予感させた追撃を展開したことで大きな自信を得た。

■浜名野球部の紹介

 現在2年生26名、1年生25名の計51名が在籍。甲子園は2003年春に出場実績がある。野球部専用グラウンドは有しておらず、サッカー部と共用でグラウンドを使用。部員数が多い中で、スペースも限られる制約があるものの、「無駄なく、効率良く」をモットーに、近隣の神社の階段でダッシュを行うなど、工夫を凝らした練習で力をつけている。

■チームがスタートしてからの思い出深いエピソードは?

 静岡県大会2回戦・知徳戦を印象深い試合に挙げた竹内主将。「8回まで0-5とリードを広げられ、主導権を握れない、とても悪い雰囲気の中試合が進んでいました。『とにかく1点ずつ』とも言っていられない状況となり、迎えた8回、先頭の出塁を皮切りに4点を奪うことができました。敗れはしましたが、この反撃で自信がつきました」と理由を語ってくれた。劣勢でも諦めない精神力、打線の持つ爆発力を実感する一戦となったようだ。

■新チームを引っ張ってきた選手は?
 米山祐矢投手、中村悠雅遊撃手を挙げた袴田主将。「米山は防御率1点台の安定した投球で、何度もピンチを抑えてくれました。中村は安定感のある遊撃守備と本塁打も打てる、センスのある打撃でチームを牽引しました」とそれぞれ理由を語ってくれた。

■この冬の意気込み!
 袴田主将は「大きくなりたいです。そして試合で『絶対に負けないぞ!』という自信を持てるように、最大限の努力をすること。苦しい場面を乗り越えられる精神力、根性を身につけます!」と力強く語ってくれた。「これだけやったんだ!」と胸を張って言えるように、限界まで自分を追い込む覚悟はできている。

このページのトップへ

[page_break:いいプレーでの盛り上がりは負けません!]

いいプレーでの盛り上がりは負けません!


左から米山祐矢選手、竹内絃選手(浜名)

 ここからは、浜名米山祐矢投手、副主将を務める竹内絃三塁手に話を伺いました!

Q.秋の大会や練習試合が終わって見つけた課題を教えてください。

米山:内野後方にフライが上がった際の声掛け、接戦での精神的な粘り強さが不足していると感じました。
竹内:投手層をもっと厚くしていかないといけないと感じました。野手陣は打席での勝負強さが足りないと痛感しました。

Q.このオフシーズンの目標、強化したいことを教えてください

米山:下半身の強化と柔軟性の向上です。
竹内:身体を一回り大きくすること、守備の安定感UPを目指します。

Q. 応援する方々へアピールしたいセールスポイントは?

米山:ピンチでも冷静さを欠かず、マウンド上で表情に出さないところを見てください!
竹内:攻守両方でのボールに食らいつく姿勢を見てほしいです!

Q.チームの好きなところや、他のチームに負けていないところはどこですか?

米山:どこからでもチャンスを作り、得点を奪うことができる打線の切れ目のなさに自信があります。
竹内:試合終盤での団結力、チーム力の高さは負けていないと思います。

Q. このオフシーズン、「自分はここまで成長するぞ!」という熱い意気込みをお願いします!

米山:持ち味であるコントロールを維持しながらも、常時135km/hを計測できるように直球を磨きます!
竹内:自分自身を厳しく鍛え上げて、チーム内で存在感を放つ、頼りになる選手になります!

米山選手、竹内選手、ありがとうございました!そして浜名高校野球部の皆様ありがとうございました!


今年も大好評!
【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.24

春の埼玉大会は「逸材のショーケース」!ドラフト上位候補に挙がる大型遊撃手を擁する花咲徳栄、タレント揃いの浦和学院など県大会に出場する逸材たち!【春季埼玉大会注目選手リスト】

2024.04.24

東京国際大の新入生は、リーグ戦デビューの二松学舎大附の右腕、甲子園4強・神村学園捕手、仙台育英スラッガーら俊英ぞろい!

2024.04.24

【福島】田村、日大東北、只見、福島が初戦を突破<春季県大会支部予選>

2024.04.24

【佐賀】敬徳と有田工がNHK杯出場を決める<春季地区大会>

2024.04.24

【春季四国大会逸材紹介・香川編】高松商に「シン・浅野翔吾」が!尽誠学園は技巧派2年生右腕がチームの命運握る

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.23

【春季埼玉県大会】地区大会屈指の好カードは川口市立が浦和実を8回逆転で下し県大会へ!

2024.04.24

春の埼玉大会は「逸材のショーケース」!ドラフト上位候補に挙がる大型遊撃手を擁する花咲徳栄、タレント揃いの浦和学院など県大会に出場する逸材たち!【春季埼玉大会注目選手リスト】

2024.04.21

【神奈川春季大会】慶応義塾が快勝でベスト8入り! 敗れた川崎総合科学も創部初シード権獲得で実りのある春に

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>

2024.04.12

東大野球部の新入生に甲子園ベスト4左腕! 早実出身内野手は司法試験予備試験合格の秀才!