帝京安積高等学校(福島)
体幹トレーニングに取り組む帝京安積の選手たち
自分に厳しく、妥協しない冬に
■安積商時代に「絶好調男」を輩出
福島県郡山市に所在する帝京安積高等学校。1961年に安積商業高等学校として開校の後、帝京大学と提携を結び、1988年に現在の校名へと変更された。前進の安積商時代には二度の夏甲子園出場を果たし、「絶好調男」の愛称で親しまれた中畑 清氏を輩出。現校名での初の甲子園出場を目指し、日々練習に励んでいる。
■野球部の紹介
現在2年生27名、1年生14名の計41名が在籍。野球部専用グラウンドを有しているものの、サイズがやや手狭なこともあり、実戦形式の練習を行うことが難しいという制約がある。その分、基礎的な練習や体力強化に時間を割き、心身ともにタフなチームを目指している。
秋季大会を振り返って
地区予選を勝ち抜き、県大会進出を果たしたものの、2回戦で福島福島商に1対3で惜敗。「お互いに主導権を握れないまま、終盤を迎えて、突き放されてしまった。接戦に持ち込めたことは大きな収穫ですが、決定力不足、精神面の弱さなど、チームとしての課題が浮き彫りになった試合でもありました」と振り返る長谷川 篤主将。悔しさを糧に冬の追い込みを続けている。
■新チームを引っ張ってきた選手は?
石井 海人、藤田 正樹、鴫野 拓夢、渡辺 一世の4名を挙げた長谷川主将。「石井は各試合でのチャンスメイクが光りました。藤田は秋季大会7試合中6試合に先発した主戦投手。打っても全試合4番の中心選手です。鴫野は秋2本塁打。試合の流れを変える一打が期待できます。渡辺はチームの首位打者として攻撃のキーマンとなりました」とそれぞれ理由を語ってくれた。
■この冬の意気込み!
「振り返った時に『あの辛い冬を乗り越えたから勝てた!』言えるような冬にします。そのために個人個人が厳しく自分自身を追い込み、チーム力に繋げます!」と力強く語ってくれた長谷川主将。「甲子園で勝つ」という大きな目標を達成するために妥協することなく、日々を過ごしていくつもりだ。
個性が強みのチーム
ランを取り組む帝京安積の選手たち
ここからは帝京安積の副主将を務める石井 海人選手、橋本 陽太選手に話を伺いました!
Q.秋の大会や練習試合が終わって見つけた課題を教えてください。
石井:終盤で集中力が続かず、失点に繋がってしまったことです。
橋本:チーム打率、状況判断力の向上が必要と感じました。
Q.このオフシーズンの目標、強化したいことを教えてください
石井:打撃では飛距離を伸ばすこと。守備では肩力の向上、心構えを含めた基礎の徹底。走塁は単純な脚力だけでなく、より「巧い」走塁が出来るように考え方を磨きたいです。
橋本:遠投力に繋がる筋力UPに取り組みます。また、ベースランニングの技術向上を図り、機動力向上を目指します。
Q. 応援する方々へ自分のここを見てほしいというのを教えてください。
石井:堅実な守備、スピードと巧さのある走塁、そして打撃と走攻守全てを見てほしいです。
橋本:守備での存在感(守備範囲の広さ、守備位置の指示、状況を踏まえたポジショニング)と小技の効く打撃です。
Q.チームの好きなところや、他のチームに負けていないところはどこですか?
石井:チームメイトが持つ豊かな個性です。
橋本:個性的な元気の出し方と全員で喜び合うところが好きです。
Q. このオフシーズン、「自分はここまで成長するぞ!」という熱い意気込みをお願いします!
石井:福島県No.1遊撃手と呼ばれる選手になります!
橋本:この冬に力を付けて、夏、秋と打てなかった悔しさを晴らしたいです。春、夏は僕がチームを県優勝へ導きます!
石井選手、橋本選手、ありがとうございました!
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4点の能力を向上させられるのがキーポイント!
階段を駆け上がる帝京安積の選手たち
ここからは溝井 修一監督に伺いました!
Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どんなテーマを持ってチームを作り上げてきましたでしょうか。
「野球の原点で勝負する」ことがこのチームには必要と感じました。ただ、技術が未熟な分、色々な知識を植え付けていきました。
Q. 秋の大会の振り返りならびに、冬でのテーマも教えていただけたら幸いです。
この冬も走ること、投げること、捕ること、打つこと、この4点に集中して練習に取り組みたいと考えています。
Q. 最後に、これから厳しい冬のトレーニングに挑む選手たちへメッセージをお願いします。
自分の能力をどこまで発展させられるか…ここが勝負です!
溝井監督。そして、帝京安積高校野球部の皆様ありがとうございました!
今年も大好評!
【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!