Column

東海大星翔高等学校(熊本)

2018.02.22


東海大星翔高校野球部

妥協なき冬の覚悟

■あの国民的漫画家もOB
 熊本県熊本市にある東海大熊本星翔高等学校。東海大系列の私立校で、2012年度に東海第二から現校名に変更された。ゴルフ部が強豪として知られ、上田 桃子選手、笠 りつ子選手ら、多くのプロゴルファーを輩出している。また、東海大二時代の卒業生には漫画『ONE PIECE』の作者・尾田 栄一郎さんもいる。

■野球部の紹介

 現在2年生39名、1年生39名の計78名が在籍する大所帯。グラウンドの他にも「バッティング強化スペース」と呼ばれる、スイング可能なスペースやウエイト室なども有している。甲子園は1983年夏に出場実績があり、野球部OBの現役プロ野球選手には松岡 健一投手(東京ヤクルト)がいる

■秋季大会を振り返って

 秋季熊本県大会では3勝を挙げ、8強進出。準々決勝では九州学院と対戦したが、初回に4点を奪われるなど、相手打線に圧倒され、無念の8回コールド負けを喫した。「投打に力の差を感じ、課題がはっきりした試合でした」と振り返る今村 勝生学生コーチ。甲子園を目指す上で、避けては通れないライバル校との戦いのなかでの気づきを冬に活かしていくつもりだ。

■新チームを引っ張ってきた選手は?
 代走のスペシャリスト・甲斐 一真を挙げた今村学生コーチ。「甲斐が代走に出ると、相手ピッチャーが打者に集中できないほどのプレッシャーをかけてくれます。代走から得点に絡む場面が秋は多くありました」と、活躍を称えていた。

■この冬の意気込み!
 「春以降に飛躍できるよう、一人一人が妥協なく、自分を追い込んでいきます!」と力強く語ってくれた今村学生コーチ。復活の甲子園出場を果たすために、妥協のない冬を過ごす覚悟はできている。

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[page_break:誰からも頼りにされる存在へ!]

誰からも頼りにされる存在へ!


ダッシュに励む東海大星翔高校の選手たち

 ここからは主将を務める遠山 彰吾捕手、江頭 麗遊撃手に話を伺いました!

Q. 秋の大会や練習試合が終わって見つけた課題を教えてください。

遠山:投手陣の制球力、細かいミスの多さは改善点と感じています。打撃では打線の繋がりがまだまだ薄いです。
江頭:初回に先制した後の中盤、終盤に追加点を奪えないところが課題です。

Q.このオフシーズンの目標、個人的に強化したいことを教えてください

遠山:打球の速さや飛距離を出すためのスイングスピード向上、捕手としてのハンドリング、フットワークの改善に取り組みたいです。
江頭:打球の飛距離UPに取り組みます。

Q. 応援する方々へ自分のここを見てほしいというのを教えてください。

遠山:攻守ともに泥臭くプレーする姿を見てほしいです。バッティングの積極性、捕手としてグラウンドを支配する姿にも注目してください!
江頭:遊撃手としての守備範囲の広さを見てください!

Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?

遠山:部員一人一人の仲の良さや、それぞれの豊かな個性です。
江頭:それぞれに個性があり、ライバル心が強いところです。

Q. このオフシーズン、『自分はここまで成長するぞ!』と、いうこの冬の熱い宣言を最後にお願いします!

遠山:攻守の中心となり、誰からも頼りにされる存在になります!
江頭:打撃を磨き、練習試合では常に3安打以上打てる安定感、本塁打を量産できる長打力を身につけます!

遠山選手、江頭選手、ありがとうございました!

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個を伸ばし和を深める


ティーバッティングをこなす東海大星翔高校の選手

  河内 拓哉コーチに伺いました!

Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どんなテーマを持ってチームを作り上げてきましたでしょうか。

 新チーム発足当初に掲げたテーマが「笑顔」。笑みがなくなると、どうしても動きが硬くなり、ミスが出てしまうものです。苦しい時こそ、笑ってプレーするという意識も込めてのテーマ設定でした。

Q. 秋の大会の振り返りならびに、冬でのテーマも教えていただけたら幸いです。

 秋季大会で九州学院相手にコールド負けを喫したことで、すべての面での力不足を実感しました。心技体すべてのレベルアップ、特に機動力強化もテーマにしています。

Q. 最後に、これから厳しい冬のトレーニングに挑む選手たちへメッセージをお願いします。

 新人戦、秋季大会で味わった悔しさを忘れず、“個”を伸ばし、“和”を深め、一歩一歩前進してほしいです。

河内 拓哉コーチ。そして、東海大星翔高校野球部の皆様ありがとうございました!


今年も大好評!
【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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