高松北高等学校(香川)
高松北野球部の集合写真
つながりのある打線で打ち勝つ野球
■県内の公立校では唯一の中高一貫教育校
香川県高松市にある香川県立高松北高等学校は1983年に創立。01年には中学校を併設し、県内の公立校としては唯一の中高一貫教育校となった。現在は普通科のなかに飛翔コース、グローバルコース、サイエンスコース、カルチャーコース、スポーツコースの5つのコースが設置されている。部活動は盛んでラグビー部、サッカー部、女子バレーボール部、フェンシング部などは全国大会にも出場。野球部は昨秋の香川大会でベスト16入りするなど、さらなる活躍が期待されている。
■高松北野球部の紹介
野球部は2年生17名、1年生18名の計35名。校内には野球部専用のグラウンドがあり、ナイター設備も用意されている。岡本 大河主将によると今年のチームは「いつでも全力疾走で覇気のある声が出せるチーム。つながりのある打線がセールスポイントです」とのこと。昨年の夏休みには引退した3年生から個人ノックを受け、先輩たちの強い思いを受け継いでいる。
高松北野球部のグランド
■秋季大会を振り返って
秋季大会では高松桜井、高松工芸を破り3回戦に進出したが古豪・高松商の前に3対7で敗戦。岡本主将は「対策を施してきたバッティングで力を発揮することができず、1、2回戦で無失策だった守備も乱れ、点差が開く一方でした。負けて甲子園に行けない悔しさと、応援部に恩返しができなかった申し訳なさを感じました」と、最も印象に残っているゲームに負けてしまった試合を挙げている。
■新チームを引っ張ってきた選手は?
大西 弘貴投手はピッチャー陣の中心として活躍。日隈 滉太選手、黒瀬 悠起選手、平田 崇人選手はここぞという場面での勝負強いバッティングが光った。特に黒瀬選手と平田選手はどんな投手が相手でも打率を残すことができ、試合を決める長打を打てるのも強みだ。
■この冬の意気込み!
岡本主将は「昨秋は走攻守に力のなさを痛感したので、すべてにおいてレベルアップする」と宣言。「春、夏は打てないと勝てないので、筋トレや走り込み、そしてたくさんスイングをして、好投手でも打ち込める体とスイングスピードを身に付けたい」と話す。こうして「打ち勝つ野球」をテーマに攻撃面に力を入れ、高松北として初の甲子園出場を目指す。
スイングスピードを上げて飛距離を伸ばしたい!
高松北野球部の練習の様子
ここからは、日隈 滉太副主将と平田 崇人副主将のお二人にお話を伺いました!
Q.秋の大会や練習試合が終わって見つけた課題を教えてください。
日隈:四球やエラーから守備が乱れるので、しっかりと粘れるようにしたい。打撃では甘い球を逃さずに一振りで仕留め、選球眼も良くすることを目指していきたい。
平田:相手の投手や打線のレベルが上がると勝つどころではなく良い試合すらできないので、そのような投手や打球に対応できるように、冬のうちに基礎を固めておきたいです。
Q.このオフシーズンの目標、強化したいことを教えてください
日隈:体を大きくして打球の飛距離を伸ばし、スイングスピードも上げることです。
平田:スイングスピードを上げて打球をより遠くへ飛ばすパワーや、速球への対応力を身に付け、4割を打てる打者になりたいです。
Q. 応援する方々へアピールしたいセールスポイントは?
日隈:チャンスの場面でのバッティング。
平田:他の選手に比べてずば抜けたプレーができるわけではないのですが、初球から振っていくなどの「思い切ったプレー」には自信があるので、そこを見てほしい。
Q.チームの好きなところや、他のチームに負けていないところはどこですか?
日隈:先輩、後輩に関係なく仲が良く、互いに指摘しあえるところが好きです。
平田:1年生と2年生の間に隔たりがなく、とても仲の良いチームです。1年生も意見を言うことができるのでチームの一体感という点では、どのチームにも負けてないと思います。
Q. このオフシーズン、「自分はここまで成長するぞ!」という熱い意気込みをお願いします!
日隈:ホームランを打てるようになって、相手から嫌だなと思われるような打者になる!
平田:技術面でのレベルアップはもちろんですが、練習を人一倍、真剣に取り組んで自信をつけたい。そして、シーズンに入る頃には精神的にも大きく成長し、チームを引っ張る存在となるように頑張りたい!
日隈選手、平田選手、ありがとうございました!
[page_break:全員が、自分自身とチームメイトの心と体を鍛えてほしい]全員が、自分自身とチームメイトの心と体を鍛えてほしい
高松北野球部の主将 岡本 大河選手
ここからは秦 敏博監督にお話を伺いました!
Q. 新チームが始まってから、どのようなテーマをもってチーム作りをされて来たのでしょうか?
テーマは「最後まで諦めない」「常に攻める」「全力疾走」「練習で取り組んでいるプレーをやりきること」です。
Q. 昨秋の大会を振り返り、冬の強化ポイントを教えてください。
秋季大会の1、2回戦は若いチームながら粘り強い試合運びができていました。しかし、優勝候補の高松商と対戦した時に練習でやっていることができなかったり、慎重になりすぎて強気の攻めができなくなったりしたのが課題です。
Q. 最後に、これから厳しい冬のトレーニングに挑む選手たちへメッセージをお願いします。
高い目標を持って、しっかりと自分自身の心と体を鍛えてほしい。そして全員が監督・コーチの気持ちになって、チームメイトの心と体も鍛えてほしい!
秦監督、そして高松北高校野球部の皆様ありがとうございました!
今年も大好評!
【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!