Column

沖縄県立南風原高等学校(沖縄)

2018.02.09


部員の集合写真(南風原)

新監督のもと、選手の意識も変化


外周インターバル走(南風原)

■まずは春季大会で1勝を目指す
 沖縄県島尻郡にある沖縄県立南風原(はえばる)高等学校は1976年に創立。現在は普通科のみで教養ビジネスコース、郷土文化コース、普通総合コースが設置されている。野球部はこのところの公式戦では苦戦が続いているが、春季大会での巻き返しを狙っている。

■南風原野球部の紹介
 野球部は2年生19名、1年生12名の計31名。「上下関係がそこまで厳しくないので下級生がのびのびと野球ができる雰囲気があり、部員同士の仲が良いチーム」と話す伊野 幸一郎主将。「瀬名波監督から生活面を注意され、みんなで『学校生活や練習姿勢を見直そう』という話をして意識が徐々に変わってきた」と新チーム結成時を振り返っている。

■秋季大会を振り返って
 秋季大会では初戦で沖縄宮古工に0対2で敗れたが、「新チームとして最初の公式戦で、緊張しながらも楽しく試合ができた」と伊野主将。「引退した3年生が公式戦で1勝も出来なかったので、新チームではまず公式戦1勝を目標に掲げています」

■新チームを引っ張ってきた選手は?
 城間 陽斗投手はエースとして誰よりも長いイニングを任された。秋季大会も2失点に抑え、練習試合でも数多く登板している。また、常にチームメートを和ませている福里 蓮選手はチームが落ち込んだときもムードを盛り上げてくれる存在だ。

■この冬の意気込み!
 「昨年は、選手権大会、新人戦、秋季大会ともに1回戦敗退なので今年の春季大会と夏の選手権は必ず勝ち上がっていきたい」と意気込む伊野主将。400mのインターバルトレーニングや坂道を使ったダッシュやジャンプで体力、筋力をアップさせ「この冬は春季大会で多く勝てる強いチームになるために、どの高校よりも多く練習し厳しいトレーニングにくらいついていきます。そして、最後の夏に笑顔でいられるように充実した冬トレをしたい」と覚悟を決めている。

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[page_break:ミスをみんなでカバーできるチーム]

ミスをみんなでカバーできるチーム


坂道トレーニング(南風原高校)

ここからは、城間 陽斗副主将と金城 大空1年主将のお二人にお話を伺いました!

Q.秋季大会などを経て、見つけた課題を教えてください

城間:9回を投げきるスタミナと変化球の制球力です。
金城:変化球のコントロールが悪いところが課題です。

Q.このオフシーズンの目標、強化したいことを教えてください

城間:変化球の精度を上げ、球速は135キロを目指します。
金城:下半身強化に取り組み、球速を上げたいです。あとは球種も増やしたいです

Q. 応援する方々へアピールしたいセールスポイントは?

城間:2ストライクを取ってからのピッチングを見てほしい。
金城:後半のイニングになっても球威が落ちないところです。

Q.チームの好きなところや、他のチームに負けていないところはどこですか?

城間:みんな元気で個性的なところ。
金城:誰かがミスしても、みんなでカバーできるところです。

Q. このオフシーズン、「自分はここまで成長するぞ!」という熱い意気込みをお願いします!

城間:球速135キロと、9回を投げきるスタミナをつけます!
金城:自分も135キロ以上を投げて、変化球で三振を取れるようにしたいです!

城間選手、金城選手、ありがとうございました!

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[page_break:この冬トレが力になることを信じてほしい!]

この冬トレが力になることを信じてほしい!


キャプテンの伊野幸一郞選手(南風原)

 藁谷 公次監督にお話を伺いました!

Q. 新チームが始まってから、どのようなテーマをもってチーム作りをされて来たのでしょうか?

 新チーム発足にあたり、打撃面ではコンパクトに力強いスイングを。守備面では確実な捕球を目指しスタートしました。投手陣については、球速アップはもちろんですがコントロールの精度を上げるように取り組んでいます。

Q. 昨秋の大会を振り返り、冬の強化ポイントを教えてください。

 直近の秋季大会では、投手のコントロールの乱れから失点して敗れてしまいました。そこで、今冬は体力面から作り直し、安定したコントロールを習得するために投げ込みや紅白戦で経験を積んでいくことに重点を置いています。また、打撃面に関してはコンパクトで力強いスイングに加え、秋季大会ではどうしても変化球に崩される事が多かったのでタイミングの取り方も各個人に意識させて練習に取り組ませています。

Q. 厳しい冬の練習に挑んでいる選手たちにメッセージをお願いします!

 高校野球生活はあっという間に過ぎ去っていきます。今はつらく厳しい冬トレですが「やり残したことがあると後悔しないために今の厳しい練習があるのだ」と思って、頑張ってほしい。この冬トレが来年の春季大会や選手権大会で力となることを信じてほしい!

瀬名波監督、そして南風原高校野球部の皆様ありがとうございました!


今年も大好評!
【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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